タイトル 「天使の羽」 600「あんなにいい子なんだし、 天使が現れて、 救ってくれてもいいよね」 畠山はじっと黙って、 鈴音の目を見つめた。「私はあなたが その天使じゃないかって思うわ」「えっ、私……??」 鈴音は首をひねった。「あなたには 羽がはえてるじゃない。 4回転ジャンプを 跳べる羽が」