タイトル 「天使の羽」 839 応援に来てたみんなが ジャンプを見守った。 鈴音は気持ちが高揚していた。 気持ち良い。 なぜ、こんなに楽しいの。 なんだろう、 空さえ跳べそうなこの気持ち。 体が軽い。 ああ、なんかいけるかも……。 鈴音は後ろ向きでジャンプした。 思わず、畠山は「ダメ!」と叫んだ。