タイトル 「天使の羽」 665それに鈴音は少し気になることがあった。あの日、目の前が光に包まれた。その前に私の背中に沙希ちゃんが触れた。そして光が消えた後、一瞬、翔太に翼があるような気がした。そして脱力感。もしかして、私の背中には、もう翔太さんの翼はないのかもしれない。今日、滑ってみて、さらに強くそれを感じた。いつもより体が重く感じられる。