12月24日付 OL ランキング 1-50位
12月24日付 地味OL ランキング 1-50位
君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇(15番) 『古今集』春・21 あなたにあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでる
私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかる。
若菜とは春の七草のことでしょうが、
クリスマスのない時期
七草粥を食べたりしてたわけで、
まあ、好きな人のために手作りの
花の冠を
クリスマスリースみたいに
つくってたのかもしれない。

その花を摘み取る服の袖に雪が降り積もってるわけで、
それは今ならホワイトクリスマスって感じ。
雪の降り積もる袖に彼女が手を組んできて、
ドッキリ。
二人で花の冠を編んで
頭にのせあいこすれば
もう流れでキスしかないでしょ。
まさに和洋折衷クリスマス。
まあこれは学生にお勧めだね。
大人になると、ああ、ケチくさい。
私ってそんなに安い女なの。
安めぐみじゃないわよ。
そろそろ安めぐみがマックスになるんじゃないだろうか。
「安い女になり下がったものだ」
東ックスとは……。
きっと金の延べ棒と札束ハンカチに目がくらんだに違いない。
やっぱりこんな花の王冠じゃお高くとまった女子には無理だろうな。
これで満足してくれる大人の女はいないだろう。
しかしこんな童心に戻れるようなのも時にはいいかもね。
最近短編ばかり書いて、長編を疎かにしている。
これも短編にしてみるか。
「僕のクリスマスの願いは一つ、
君の頭に
この花の王冠をのせてあげたい」