「一発屋に願いを込めて」 1 | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず

夜空を見上げて、


流れ星を見たことがあるだろうか。


僕は一度しか経験がない。


季節は夏。


奇跡的に七夕の夜だった。


そう、普段は夜空を見上げたりしないのだが、


その日は七夕だったので、


夜空を見上げていたのだ。


すると一瞬星が左から右に流れていった。


しかも見とれているうちに、


星は消えてしまった。



「あっ、願い事……。


願い事言うのを忘れた」



考えてみると、流れ星が消えるまで


三回も願い事を


言えるわけがないじゃないか。


だからこそ、願い事が叶わないと


クレームがこないのだ。