タイトル 「天使の羽」 20 | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず

「おかあさん、私、無理かも……」


 みさきにしては珍しく弱音を吐いた。


「あなた、確か、大学で勉強してなかったっけ」

 

 みさきは大学で臨床心理学を専攻していた。
 

 小春がそのことを知ってるのに驚いた。

「外科を避けてるのは、私がいるからでしょ」

「違います」

「冗談よ」