タイトル 「天使の羽」 969 | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず


 みんなに見送られながら、


 里親とともに車に乗り込もうとした時、


 沙希はじっとある方向を見据えていた。


 その視線の先に、


 沙希の父親が立っていた。


 沙希は父親の拓海の方に駆けだした。


 まだ走ると少しぎこちない。


 よろめき、少しふらつきながら、


 それでも必死に沙希は大地を踏みしめた。


 そして拓海に抱きついた。





みぃたんと忍者たなかーズ
絵はイメージです。