タイトル 「天使の羽」 687 「そうなのよ、 本当にうまくなってる」 技術はすでにトップの選手と 引けをとらないところまで来ている。 だからこそ畠山は欲を出してしまう。「少なくとも一つ一つの 技術は向上してるから、 僕はそんなに心配しなくても いいと思いますよ」 4ヶ月間が無意味だったわけじゃない。 基礎ができてなかった鈴音は ジャンプを除くすべてのことが 着実にうまくなっていた。