タイトル 「天使の羽」 685 翔太はリンクを滑走する 鈴音をじっと見つめていた。「本人で抜け出すしかないですね」 翔太にも分からなかった。「そうよね、やっぱり」 畠山は翔太が答えを 出してくれるとは思っていない。 コーチと教え子だとどうしても 上下関係がうまれてしまう。 そんな中で同じ現役選手同士なら 何か話してるかもしれないと思ったのだ。