タバコを吸ってみて | 乞食blog

タバコを吸ってみて

福祉課の国村さんから貰った煙草を見つめながら、
色々と考えている。

昔は自分もヘビースモーカーだったが、
乞食になってからは買う金もないし、
シケモクを吸うのもなんだか気が引けたので
自然と吸わなくなった。

今日も特別吸いたい訳ではなかったが、
何と無く感傷的になっていたせいか、
拾ったライターをポケットから取り出し、
煙草に火をつけてみた。

ふぅーと大きく煙を吸い込むと、
ニコチンが肺いっぱいに広がり
ゴホゴォとむせてしまった。
久しぶりの煙草はやっぱりきつい。

冬が深まるにつれ、
この公園に住む人たちが次々といなくなる。
去る理由は、それぞれ悲しかったり嬉しかったりして千差万別だが、
喜ばしい門出は素直に祝福してあげたい。

ヨシさんには幸せになってもらいたい。
マーちゃんや他の皆の分も

昼間の国村さんの話が頭をよぎった。
今年は、いつもより寒い冬になりそうだ。