叫び
朝方、まだ行った事がない所に
行ってみようと思い立ち、名前だけ知っていた
公園を目的地に決め、ブラリと出発。
思ったよりも順調に、1時間ほどで到着。
この公園にもご多分に漏れず、同業者が多い。
何気なくふらふらと公園内を散策していると、
突然公園の一角から、叫び声が聞こえた。
何事かと思って、近づいてみると、
一人の同業者の男が、同じ所を行ったり来たりして、
何事か叫んでいた。
「だから駄目なんだ!」
よく聞き取れない、言葉にならない言葉で怒鳴っている。
時折、「シッ!シッ!」と歯の隙間から擦過音を出すので、
威嚇されているようだ。
ご同輩として、この辺りの状況などでも聞ければ、と思ったが、
とても話しかけられる雰囲気でもなかったので、
早々にその場を後にしていつもの公園へ戻る。
こうりゃん先生にさっき見た男の話をすると
「結局、こんな生活を続けると、
人間はどこかおかしくなってしまうもんなんですよ。
弱いもんなんです、人間なんてもんは。」
と、なぜか寂しそうな、困ったような表情でポツリとつぶやいた。
その言葉を聞き、私やこの公園の仲間も紙一重であり、
まだなんとか人付き合いが出来ているだけなんだな、と
今さらながら気づいた。いや、気づかされてしまった。
ただなんとも言えない寂しさだけが残る。
行ってみようと思い立ち、名前だけ知っていた
公園を目的地に決め、ブラリと出発。
思ったよりも順調に、1時間ほどで到着。
この公園にもご多分に漏れず、同業者が多い。
何気なくふらふらと公園内を散策していると、
突然公園の一角から、叫び声が聞こえた。
何事かと思って、近づいてみると、
一人の同業者の男が、同じ所を行ったり来たりして、
何事か叫んでいた。
「だから駄目なんだ!」
よく聞き取れない、言葉にならない言葉で怒鳴っている。
時折、「シッ!シッ!」と歯の隙間から擦過音を出すので、
威嚇されているようだ。
ご同輩として、この辺りの状況などでも聞ければ、と思ったが、
とても話しかけられる雰囲気でもなかったので、
早々にその場を後にしていつもの公園へ戻る。
こうりゃん先生にさっき見た男の話をすると
「結局、こんな生活を続けると、
人間はどこかおかしくなってしまうもんなんですよ。
弱いもんなんです、人間なんてもんは。」
と、なぜか寂しそうな、困ったような表情でポツリとつぶやいた。
その言葉を聞き、私やこの公園の仲間も紙一重であり、
まだなんとか人付き合いが出来ているだけなんだな、と
今さらながら気づいた。いや、気づかされてしまった。
ただなんとも言えない寂しさだけが残る。