訳も解らずスープ | 乞食blog

訳も解らずスープ

一晩明けたらマーちゃんのハウスは
きれいに片付けられていた。
役人に命令されて木元のじいさんがやったんだろう。

仲間が死んだりいなくなったりするのには
慣れているつもりなのだが、
こういう事があるとどうしても気持ちが沈んでしまう。
自分がまだ家庭と職を持ち、人並みに働いていた頃は

「乞食になるくらいだったら自殺する」

なんて傲慢な事を考えていたような気がするが、
人間、なかなか自分で自分を、という訳には行かないようだ。
しかし、心のどこかでマーちゃんを羨ましく思う気持ちもあり、
考えれば考えるほど何だか訳が解らなくなってくる。

そんな事を考えながらブラついていたら、
袋ラーメンのスープの粉が落ちているのを見つけた。

ありがたく頂いてお湯で溶き飲むと
体が温まると少し眠くなってきた。
昨晩あまり眠れなかったせいだろうか。