親分
また雨だ。屋根のあるところへ移動しなければ。
新潟モ雨なんだろうか。
人様の心配をするような身分では無い事は重々承知だが、
やはり被災者の方々の生活が気になる。
山ちゃんと一緒に毛布を担いで移動していると、
「お前ら、どこ行くんだよ!」
と、一人の男に声をかけられた。
雰囲気で同業者だと解るが、
見た目はこざっぱりとしており、
ガッチリとした体格と面構えに威圧感を感じる。
少し脅えながらも山ちゃんが
「あ、雨降って来たからよう、しのげるとこまで行くんだよ…」
と言うと、
「お前ら、公園の連中だろ?雨が止んだらすぐ戻るんだぞ」
とだけ言い捨ててまたどこかへ行ってしまった。
「あいつ、親分つって、この辺の顔役なんだよ。
面倒だから逆らわん方がいいよ」
と山ちゃんがホッとした様子で教えてくれた。
話には聞いていたが、噂に違わぬ男だな、と思った。
落ち着けそうな場所を見つけ、山ちゃんと一緒に寝床を準備した。
疲れたので早く眠ってしまいたかった。
新潟モ雨なんだろうか。
人様の心配をするような身分では無い事は重々承知だが、
やはり被災者の方々の生活が気になる。
山ちゃんと一緒に毛布を担いで移動していると、
「お前ら、どこ行くんだよ!」
と、一人の男に声をかけられた。
雰囲気で同業者だと解るが、
見た目はこざっぱりとしており、
ガッチリとした体格と面構えに威圧感を感じる。
少し脅えながらも山ちゃんが
「あ、雨降って来たからよう、しのげるとこまで行くんだよ…」
と言うと、
「お前ら、公園の連中だろ?雨が止んだらすぐ戻るんだぞ」
とだけ言い捨ててまたどこかへ行ってしまった。
「あいつ、親分つって、この辺の顔役なんだよ。
面倒だから逆らわん方がいいよ」
と山ちゃんがホッとした様子で教えてくれた。
話には聞いていたが、噂に違わぬ男だな、と思った。
落ち着けそうな場所を見つけ、山ちゃんと一緒に寝床を準備した。
疲れたので早く眠ってしまいたかった。