おいで夏の境界線/けやき坂46 1期生

歌 けやき坂46 作詞 秋元康 作曲 中山聡・足立優


空の入道雲がやけにもったいぶってたけど
強い日差しをやっと連れて来たよ

前に広がる海が眩(まぶ)しくて この手を翳(かざ)せば
光の魚たちが飛び跳ねてる

(今年の水着はどう?)
いたずらっぽく君に聞かれたけど
(何だか恥ずかしくて)
視線外して 動揺隠しながら
いいんじゃないかな
声が上ずる

(おいで)君に好きだって言おう
(おいで)言葉にしなきゃ伝わんない
(おいで)季節なんて過ぎてしまうんだ

(おいで)友達のままじゃいられない
(おいで)胸の奥が熱くなる
そんな葛藤 何も見せずに 僕はいい人のままで

もう来年は
卒業だから
そう 絶対に…

砂浜の上はまるで 焼けたフライパンみたいで
裸足で跳ねる僕を君が笑う

波打ち際まで走って 掌(てのひら)で掬(すく)った水を
掛け合いっこして距離が縮まって行く

(好きな人とかいるの?)
ついでのようにさりげなく聞いたよ
(何か答える前に)
興味ないような どうだっていいような
カッコつけたのは
気になってるから

(まさか)言えるわけないじゃないか
(まさか)僕をどう思うなんて…
(まさか)今の関係 壊したくないよ

(まさか)このままだって構わない
(まさか)ずっと そばにいたいんだ
そんな本音は 波がさらうよ 君に気づかれないまま

(おいで)君に好きだって言おう
(おいで)言葉にしなきゃ伝わんない
(おいで)季節なんて過ぎてしまうんだ
(おいで)友達のままじゃいられない
(おいで)胸の奥が熱くなる
そんな葛藤 何も見せずに 僕はいい人のままで

もう来年は
卒業だから
そう 絶対に…


車輪が軋むように君が泣く/けやき坂46

歌 けやき坂46 作詞 秋元康 作曲 若田部誠


僕は何を言えばいいのか
こんな自分は嫌いと泣いている君に…
夕陽沈む校舎の屋上
制服でいられるのも あと数ヶ月くらいだ

親や教師に止められた
もっと現実を見なさいと…
何か諦めれば楽になる wow wow
未来 取り上げるのか

古い列車は古いレールを走って

古い車輪が軋(きし)む
次の世代は新しいレールの上
夢追いかけ どこまででも 走れるはず

君は何に背を向けたのか?
風の中で「ごめん」と聴こえたような…
こんなとこで悩んでるより
教室を飛び出せよとチャイムが鳴り響いた

人生なんていつだって
何が正しいかわからない
僕ら10年後 どうなるか wow wow
自分で道を拓(ひら)こう

だから大人は過ぎた時代を悔やんで

胸のどこかが軋(きし)む
そんな痛みを残さない過去のために
やりたいこと やるしかない 回せ車輪

古い列車は古いレールを走って

古い車輪が軋(きし)む
次の世代は新しいレールの上
夢追いかけ どこまででも 走れるはず

人生なんていつだって
何が正しいかわからない
僕ら10年後 どうなるか wow wow
自分で道を拓(ひら)こう

だから大人は過ぎた時代を悔やんで

胸のどこかが軋(きし)む
そんな痛みを残さない過去のために
やりたいこと やるしかない 回せ車輪

古い列車は古いレールを走って

古い車輪が軋(きし)む
次の世代は新しいレールの上
夢追いかけ どこまででも 走れるはず


三輪車に乗りたい/けやき坂46

歌 けやき坂46 作詞 秋元康 作曲 Kaz Kuwamura(CWF)・カトウリョータ(CWF)・小木岳司(CWF)

アパートの前 端に寄せた三輪車は
(忘れられて)
近くに住んでいる子供のものだろう
(迷子みたい)

青い塗料が落ちたのは
放置した愛のせい
月日は過ぎる
(わがままに)

僕はここだよ
(大人になってしまったけど)
大きな声で
(何も変わっていないんだ)
叫んでるのに…
(そんなの嘘だとバレているよね)
思い出に乗りたい
小さ過ぎたとしても…

ひっくり返り 雨ざらしの三輪車が
(寂しそうで)
誰かにとって大事なものだったのに…
(邪魔なだけだ)

人間(ひと)の気持ちが錆びるのは
しあわせになれすぎて
普通になるから
(ときめきも)

君はどこなの?
(あれからずっと会っていないし)
あの頃のように
(アパート引っ越したと聞いた)
会いたいけれど
(昔のことなんか興味ないか)
三輪車に乗れない

街の灯(あか)りがいつのまにか点いている
「もうこんな時間なのかなんて空の気配で気づいて」
影法師の長さがなんだか懐かしかった
何かに夢中になるっていいもんだ

僕はここだよ
(大人になってしまったけど)
大きな声で
(何も変わっていないんだ)
叫んでるのに…
(そんなの嘘だとバレているよね)
思い出に乗りたい

君はどこなの?
(あれからずっと会っていないし)
あの頃のように
(アパート引っ越したと聞いた)
会いたいけれど
(昔のことなんか興味ないか)
三輪車に乗れない

僕はもう子供じゃない

僕は三輪車のベルを鳴らした