逃げ水/乃木坂46

歌 乃木坂46 作曲 谷村庸平 作詞 秋元康

日差しに切り取られた
市営球場から聴こえて来る
ひと夏の熱狂は
どれくらい風が吹けば醒めてくのか?

自分の声が
他人のように響くよ
客観的過ぎるのだろう
いつの日からか 僕は大人になって
走らなくなった

ミラージュ 遠くから見た時
道の向こう側に水たまりがあったんだ
近づいたらふいに消えてしまった
目指して来たのに
どこへ行った? あの夢

芝生のスプリンクラー
過ぎるその季節を止めようとする
半袖を着た女は
カーディガンをいつ肩に羽織るのか?

やりたいことは
いつもいっぱいあったのに
できない理由 探していた
君と出会って 青春時代のように
夢中になれたよ

ミラージュ 僕が見ているもの
それが真実でも幻でも構わない
今 確かに 僕の目に映るなら
逃げてしまっても
追いかけたい この恋

大事なものはいつだって
あやふやな存在
手を伸ばしても 何も触れられない
でもそこにあるってこと
信じるまっすぐさが
生きてく力だよ

ミラージュ 遠くから見た時
道の向こう側に水たまりがあったんだ
近づいたらふいに消えてしまった
目指して来たのに
どこへ行った? あの夢



女は一人じゃ眠れない/乃木坂46

歌 乃木坂46 作曲 小形誠 作詞 秋元康

サーチライト 照らされた
工事の鉄骨
都会の未来に
何を夢見てた?

屋上のクレーンは
重たい愛を吊って
どこへと
運ぼうとするのか?

ここで見上げても
暗闇だらけだ
その先だけが
点滅してる

女は
いつだって
一人じゃ眠れない
(恋が邪魔をしているよ)
どうする?
感情が動いて眠れない
(胸のどこかが叫んでる)
寂しくなんか ないないない
誰かといたい

クラクション 響いてる
夜更けの街角
昨日の続きは
何を諦めた?

信じてた温もりは
勝手な思い込みだと
冷たい
シーツが笑ってる

引き止められても
結果は同じだ
愚かな愛に
束縛される

女は
いつの日か
一人で眠るんだ
(夢を見なくなってから)
それまで
瞳を開いて眠るんだ
(どうせこの世は幻)
悲しくなんか ないないない
涙も出ない

強くなりたいよ
孤独な世界で
何も頼らない
この欲望に
興奮してる

女は
女は
いつだって
一人じゃ眠れない
(恋が邪魔をしているよ)
どうする?
感情が動いて眠れない
(胸のどこかが叫んでる)
寂しくなんか ないないない
誰かといたい
悲しくなんか ないないない
あなたといたい

 

ひと夏の長さより.../乃木坂46

歌 乃木坂46 作曲 aokado 作詞 秋元康

八月のレンボーブリッジ
ここから眺めながら
僕たちは恋をした

でも何から話せばいい?
ただ隣に腰掛けて
ぎこちなく風に吹かれた

一緒にいる その幸せが
ずっと続くと思った
やがて季節は過ぎるものと
気づいていたのに…

ひと夏の長さより
思い出だけ多過ぎて
君のことを忘れようとしても
切り替えられない
何度も着たTシャツは
首の辺り 伸びているけど
腕に強く抱いた
君のことは忘れられない

台風で中止になった
花火大会なんて
どうだってよかったんだ

始まったら終わってしまう
当たり前の出来事も
できるだけ延ばしたかった

かき氷が溶けたこととか
金魚すくいの下手さも
君の浴衣の可愛さとか
喧嘩したことも…

この夏は特別だ
僕にとって意味がある
今までとは比べられないほど
大切な時間
愛し合ったこの日々は
種の多いスイカみたいだった
そう思い通りに
行かないのが人生なのか

肌寒い秋風が吹いても
もう少し Tシャツがいい
カーディガンを着たくはない
君と恋した夏

来年の夏はまた
きっとここに来るだろう
愛するとは言葉はなくていい
そばにいることだ

ひと夏の長さより
思い出だけ多過ぎて
君のことを忘れようとしても
切り替えられない
何度も着たTシャツは
首の辺り 伸びているけど
腕に強く抱いた
君のことは忘れられない