
夏の花/瀧川ありさ
歌 瀧川ありさ 作曲 渡辺拓也/瀧川ありさ 作詞 瀧川ありさ
海の匂いがする 路面電車に乗り
隣に座る君は 髪をほどいてた
海に行こうなんて 放課後下駄箱で
急に言い出した訳を ずっと考えてた
今年の夏、僕らはどんな風に変わってしまうかな
駅を降りて 改札を抜け 君が走り出す
打ち上げ花火があがる 僕ら一つ大人になる
あどけないその笑顔は そのまま見させてよ
一瞬で消える花火 一瞬で変わるその横顔
焼き付けてる
周りは知った顔で言う 僕がどうするべきか
僕の道を選ぶのは 他の誰でもない
防波堤で一人きり 水平線を眺めてたら
自転車ベル 振り向くと君が 投げてきた缶ジュース
打ち上げ花火があがる この心も弾ける
花が咲いた瞳から 涙滲んでた
とっさに手を握ってた 夏の魔法解けないでよ
ずっとそばにいて
君が笑っていれば
なにも怖くなかったはずなのに
君の手を引き立ち止まる
打ち上げ花火が終わる 僕ら一つ大人になる
黙って君は歩き出す さよならしたくない
そんな事考えてたら 君がまた顔を覗き込んで
微笑むんだ

Summer of Love/瀧川ありさ
歌 瀧川ありさ 作詞 AlIsa Takigawa
作曲 AlIsa Takigawa/Takuya Watanabe
足元に転がって来たボールを君は
拾ってすぐに遠くの彼らに投げた
そうして微笑むいつもさみしそうな君の目に
気を取られたら開けた炭酸が吹き出した夏だ
悲しみが誰かの餌にならないように
僕らはただただ笑って太陽に対抗した
summer of love
待ちわびた夏さ oh oh もう焦らさないで
change of love
青春の曲がり角で oh oh さよならじゃ嫌なんだ
何処居たって僕らにはいまいま追い風が吹く
どちらかが忘れてしまった約束はもう
どこにも行けずほこりをかぶってしまった
それでもいつかその記憶の片隅に眠る
約束の言葉きっと思い出して苦しくなる
叶えられないままの僕らこのままじゃまた
季節に置いて行かれるそうはいかない
summer of love
待ちわびた夏さ oh oh もう焦らさないで
change of love
青春の曲がり角で oh oh さよならじゃ嫌なんだ
何処居たって僕らにはいまいま追い風が吹く
変わりゆくことしかないのに
変わらないでと願うのに
いつのまにか僕が変わっている
それすらも認めないままで君を待ってるよ
summer of love
待ちわびた夏がほらもう此処にあるよ
change of love
青春の曲がり角で oh oh さよならじゃ嫌なんだ
此処に立ってる僕らには、いまいま追い風が吹くよ

赤いスニーカー/瀧川ありさ
歌 瀧川ありさ 作詞 瀧川ありさ 作曲 瀧川ありさ
17時交差点を曲がる
西日に背を向けながら
あの子が言っていた言葉を
思い出しペダルが重いよ
気付けば影は伸びていく
一本道遠くその先
まどろむ赤い半月が
問いかける君の耳に
「このままでいいのか?」
ほんの少しのきっかけ僕らは離れてく
赤いスニーカー履いた君は今すぐ
何かに気付いたように走り抜ける
西日に向かって叫ぶこの気持ちを
日に焼けた河川敷あの子に届け
さららと綺麗な歌声
防波堤寝そべるあの子
その声は潮風に透けてく
このまま消えてしまいそう
夕立ちが降り出す
立ち上がったあの子が振り向いたその時
赤いスニーカー履いた君はまさに
雨に濡れたあの子の元へ着いて
あの日からずっと言えなかった言葉
「僕の世界の真ん中に立っているのは君だ」
朝焼けのような笑顔に伝えた時君は泣いてた
真っ赤な朝焼け 真っ白い制服