映画ゴラク!

映画ゴラク!

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


大須の大道町人祭で初の試みである活弁を観ました。会場は今年4月にオープンしたばかりの大須シネマ。
弁士の坂本頼光さんは周防正行監督の新作「カツベン!」で成田凌さんに活弁指導をした人だとか。
上映作品は伊藤大輔監督の「血煙高田の馬場」とアメリカのエジソンの会社が製作したという「ジャックと豆の木」日本の古いアニメ「日の丸太郎 武者修行の巻」、ロシアのストップモーションアニメ「カメラマンの復讐」の4本でした。
大須シネマが満席なのは珍しく、NHKとテレビ愛知の取材カメラも入っていました。
活弁は臨場感あり、トーク内容には時事ネタもからめ手現代的にしてありました。
上映作品自体映画館で観る機会がない作品でとてもいい体験が出来ました。

フランスの国民的作家、ジャン・ジャック・サンペの絵本を映画化した作品です。

プロバンスの村で一番の自転車修理工ラウルは愛する妻子と幸せに暮らしていたが子どもの頃から人に言えない秘密があった。それは自転車に乗れないこと。そんなある日、村人を撮影する写真家にラウルが自転車で坂を下るところを撮影しようと言い出し…

なんともホンワカした映画だなと思ったら原作が絵本と知り納得。
あんまり観たことないキャストだと思って観ていましたが主演のおっさんは伝説の殺人鬼映画「ありふれた事件」のブノワ・ボールブールドと知り衝撃を受けました。こんな優しい映画の主演があんな鬼畜映画の監督だなんて…

伊集院静の短編を「天気の子」の新海誠監督の娘新津ちせと「あつもの」の笈田ヨシ主演で映画化した作品です。

愛犬ルーがいなくなったことが受け入れられない8歳のサヤカは原っぱで出会った犬をきっかけにジャズ喫茶を営む老人フセと知り合う。彼もまた幼くして亡くした息子の死を受け入れられずにいた。大切な何かを待ち続けているというフセにサヤカは一緒に探しに行こうと提案し…

愛するものの死と向き合えない人たちと愛犬ルーの死を引きずる少女の話でした。
小学生の女の子が主人公なのにあまりにも死の気配が濃厚で怖いくらいです。
新津ちせはほぼ全編出ずっぱりでファーストカットからバッキバキに絵になっていてゾクッとしました。
新津ちせは4歳のときに舞台「ミス・サイゴン」でデビューして、「3月のライオン」でも主要キャストに抜擢されていてすでにキャリアも十分です。
調べたらお母さんも女優でした。納得。
とはいえ犬と子どもというコントロールしにくいものを被写体にしながら完璧に計算された画面になっていたことに驚愕。
また新津ちせがものすごく礼儀正しい子どもで言葉遣いも完璧。
天才の子もまた天才かとため息が出ました。
犬を飼ったことがある人は絶対に泣くことになる泣ける犬映画でした。