キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

直木賞作家・辻村深月がの同名ベストセラー小説を、藤ヶ谷太輔と奈緒の主演で「ブルーピリオド」の萩原健太郎監督が映画化した恋愛ミステリーです。


仕事も恋愛も順調だった西澤架は、長年交際していた恋人にフラれたことでマッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った気の利く坂庭真実と付き合い始めたものの、1年経っても結婚に踏み切れずにいた。ある日、真実がストーカーに狙われていることを知った架は、彼女を守るためようやく婚約を決意するが、真実は突然姿を消してしまい…

 

仕事は途切れないし、主演でも助演でも爪跡を残す女優・奈緒さん。彼女の出演作は毎回見ていますが、なぜかこれはという作品がない不思議な女優さんです。

あかるいキャラクターも暗い複雑な性格の役もぶっとんだ人物も見事にものにし、彼女自身はだいたい申し分なく、作品的にもだいたいひどいことにもなっていないけど、突き抜ける作品もない感じです。

この作品もベストセラーミステリー小説を映画化し、興味深い内容にはなっていますが、後半なんか眠くなって劇場で寝て締まったので観直しました。

中盤で彼女の所在がわかったりするくらいでやっぱりミステリーとしての面白さが半減してしまいます。中盤で物語の終わった感が強すぎて集中が途切れます。残念な構成です。原作ファンはその先の展開を知っているから観ていられるのかもしれませんが、原作読んでいない自分にはその先の展開に期待感が持てません。

とはいえ奈緒さんのヒロインは文句なく上出来です。

そんな感じで吉岡里帆さんとか奈緒さんが同じようなところでぐるぐるしていて突き抜けない感じ。

誰か彼女たちに文句なしな代表作を作ってあげてもらえないでしょうか?

 

 

 

「ガンズ・アキンボ」のサマラ・ウィービング主演の2021年のノルウェー映画「ザ・トリップ」をリメイクした作品で日本ではアマプラ配信スルー作品です。

 

夫婦仲が冷めきった監督と女優の夫婦は、関係を修復しようと人里離れた山小屋に引きこもるが、互いに相手を殺そうと密かに計画しお互いをそれを見抜いて行動に出るが、その山小屋には先客がいて…

 

愛が冷めてお互い事故にみせかけて保険金をせしめようと行動に出るものの、お互いの計画がバレ、予想外のハプニングが起きたとき、山小屋に潜んでいた先客が現れ…というサスペンスですが、なかなかに狂った内容でした。

中盤で現れる先客のメンバーには「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のジュリエット・ルイスがいて懐かしかったです。

終盤のグロテスクな展開は本当にひどくてグロ耐性の無い人には地獄絵図かも。

状況がコロコロ変わっていき飽きさせず、配信で観るには最適な作品でした。

 

 

「未来の想い出 Last_Christmas」の森田芳光が脚本を担当した1994年公開の舘ひろし主演のコメディ作品です。今週公開の「免許返納!?」がこの作品の続編と知り、アマプラで観直しました。ちなみにこの作品は東宝作品で「免許返納!?」は東映の作品です。

 

映画界の大スター・南条弘には運転免許がないというコンプレックスがあった。それを共演女優の夕顔ルリ子に知られてしまい、彼は映画の撮影を中断して免許を取りにいく。単身南条は自動車学校の合宿生活に入るが思うようにいかず…

 

舘ひろし主演のコメディですが森田芳光監督による脚本で、「バカヤロー!4」の1エピソードを監督した明石友幸監督の初長編監督ということもあり、「バカヤロー!」の延長線上にもある世間の人のあるあるをネタにした一連の作品の一本でした。

この作品では「バカヤロー!」教習所編みたいな内容でもあります。

舘ひろしさんは80年代後半からの「あぶない刑事」シリーズでコメディ演技も慣れていて、いい感じに笑えます。ただやっぱり当時のハラスメントな感じとかっぽさ平成初期の作品だけど昭和っぽさだけどの名残もあり、32年の歴史を感じました。

こんなオリジナルをもはや覚えている人も少ない作品の続編を作るとか「免許返納!?」の成績がどうなるのか気になります。