こんにちは。
MiUリハ代表、継承塾代表の三浦です。
2026年も半分が終わり、下半期に入りました。
皆さんは、この6ヶ月を振り返って、どのような成長があったでしょうか。
知識は増えたでしょうか。
技術は上達したでしょうか。
担当患者さんの変化を、以前より深く捉えられるようになったでしょうか。
そしてもう一つ。
「自分の理想とするセラピスト像に、近づけているか?」
この問いに、どれだけ“Yes”と言えるでしょうか。
⸻
自己一致していますか?
心理学者カール・ロジャーズは、
“自分の価値観・感情・信念”と
“実際の行動や生き方”が一致している状態
を、「自己一致(congruence)」と表現しています。
私は、この“自己一致”という概念が、
セラピストとして長く臨床を続けていく上で、とても重要だと考えています。
⸻
なぜ、自己一致が大切なのか?
医療の現場では、
* 単位
* 制度
* 業務効率
* 数字
* 組織の方針
など、多くの外的要因の中で働く必要があります。
もちろん、それらは組織として必要なことです。
しかし、その中で、
* 「本当はこう関わりたい」
* 「もっと患者さんを深く見たい」
* 「もっと考えながら臨床したい」
という想いとのズレが大きくなると、
リハビリが“作業”になってしまうことがあります。
実際に、医療従事者におけるバーンアウト(燃え尽き)は世界的にも大きな課題となっています。
⸻
実は、これは心理学でも証明されています
Deci & Ryanによる「自己決定理論(Self-Determination Theory)」では、
人は、
* 自律性(autonomy)
* 有能感(competence)
* 関係性(relatedness)
が満たされるとき、最も内発的に動機づけられるとされています。
特に重要なのは、
“自分の価値観と一致した行動”
を取れているかどうかです。
価値観と一致した目標を持つ人ほど、
* バーンアウトが少なく
* 幸福感が高く
* 持続的なパフォーマンスを発揮しやすい
ことが報告されています。
参考文献
Deci EL, Ryan RM. Self-Determination Theory and the Facilitation of Intrinsic Motivation, Social Development, and Well-Being. American Psychologist. 2000;55(1):68-78.
また、Carl Rogersは、
“自己一致した状態では、人は本来持っている成長力を発揮しやすい”
と述べています。
参考文献
Rogers CR. On Becoming a Person. Houghton Mifflin. 1961.
さらに、医療職においては、
“専門職アイデンティティの確立”
が、臨床能力やバーンアウト、離職率と関連することも報告されています。
参考文献
Cruess RL, Cruess SR, Steinert Y. Teaching Medical Professionalism. Cambridge University Press. 2009.
⸻
継承塾で本当に伝えたいこと
継承塾では、技術だけを教えたいわけではありません。
もちろん、
* 触診
* ハンドリング
* 運動分析
* 姿勢制御
* 臨床推論
は徹底して学びます。
しかし、それ以上に大切にしているのは、
「どんな想いで患者さんに触れるのか」
です。
臨床技術は、単なる“操作”ではありません。
その人の身体をどう理解し、
どう可能性を見出し、
どう未来を信じるか。
その“在り方”が、ハンドリングにも、言葉にも、治療戦略にも現れます。
⸻
最後に
もし今、
* 臨床に迷いがある
* 学んでいるのに自信が持てない
* 組織の中で疲弊している
* 「本当にやりたい臨床」がわからなくなっている
そんな感覚があるなら、一度立ち止まって考えてみてください。
「自分は、本当はどんなセラピストとして生きたいのか?」
技術は、その後です。
まず必要なのは、“軸”です。
継承塾が、
あなた自身の「自己一致」を取り戻すきっかけになれば嬉しく思います。
なお、今回の内容の背景や、私自身がなぜこの考えに至ったのかについては、今後ホームページのブログで詳しく書いていく予定です。
ぜひこちらもご覧ください。
https://reha-keisyojuku.com/
お知らせ⭐️
①ハンドリング稽古
いずれも時間は19:00-21:00
場所はMiUリハ脳梗塞リハビリ大阪(東住吉)
料金: 1000円(サロンメンバー 500円)
申し込み🈸
公式LINEで
『ハンドリング稽古⭕️月参加希望』とメッセージください!
6月26日(金)
テーマ:立ち上がり OT嶋貫
7月23日(木)
テーマ:起き上がり PT細川
8月21日(金) PT櫛引
テーマ:床上動作
9月8日(火)
テーマ:上肢の評価と治療 PT船越
②継承塾 中級コース
「なんとなく臨床」卒業コース
〜課題の解像度を上げる5ヶ月〜
2026年12月 開講決定
“評価したけど、何をしたらいいか分からない”
“動作分析しても介入に繋がらない”
“なんとなくの臨床から抜け出したい”
そんな若手セラピストのための、
動作分析・基礎ハンドリング実践コースです。
本コースでは、
・正常運動の理解
・動作分析による課題抽出
・ハンドリングによる仮説検証
・姿勢コントロールの理解
・基本動作から歩行、上肢機能への展開
を5ヶ月間で体系的に学びます。
「なんとなく触る」ではなく、
“なぜその問題が起きているのか”
“何を変えるべきなのか”
を明確にし、自分の手で変化を出せる臨床家を目指します。
━━━━━━━━━━━━━━━
■ コース概要
━━━━━━━━━━━━━━━
【コース名】
継承塾 中級コース
「なんとなく臨床」卒業コース
〜課題の解像度を上げる5ヶ月〜
【期間】
2026年12月〜2027年4月(全5ヶ月)
【開催形式】
・オンライン講義
・平日夜実践
・ハンドリング稽古
・日曜実技
を組み合わせたハイブリッド形式
【申し込み】
・8月中旬開始
━━━━━━━━━━━━━━━
■ カリキュラム
━━━━━━━━━━━━━━━
【12月】
座位分析・座位バランス
・仮説検証作業について
・座位分析
・骨盤修正
・座位バランス実践
【1月】
臥位分析・寝返り・起き上がり
・ハンドリング基礎理論
・臥位分析
・寝返り誘導
・起き上がり実践
【2月】
立ち上がり・立位分析・着座
・姿勢コントロール
・立位分析
・立ち上がり実技
・着座動作
【3月】
歩行分析と介入
・歩行分析
・片麻痺歩行の特徴
・歩行の1歩目
・立脚期/遊脚期の要素訓練
【4月】
上肢・手の分析とアプローチ
・脳卒中後の上肢機能回復
・リーチ分析
・上肢評価と治療
・グラスプ/操作
━━━━━━━━━━━━━━━
■ 開催日程
━━━━━━━━━━━━━━━
【オンライン講義】
平日夜(月1回)
【平日夜実践】
平日夜(月1回)
【ハンドリング稽古】
月1回
【日曜実技】
月1回
※詳細日程はお申し込み後にご案内いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━
■ 会場
━━━━━━━━━━━━━━━
MiUリハ 脳梗塞リハビリ大阪
〒546-0043
大阪市東住吉区駒川4丁目10-4
ベルメゾン駒川1階101


