バベシア症をご存知ですか?


バベシアは原虫類に属します。


マダニの吸血時に感染が成立します。
マダニは中間宿主と呼ばれます。

九州や四国では多発しています。

マダニの種類にはフタトゲチマダニ、ヤマトマダニ、クリイロコイタマダニ等があります。

この原虫は赤血球内に寄生します。

ので、血液塗抹標本にて原虫を検索します。
バベシアの特徴的な症状は、貧血、脾腫、黄疸
犬は終宿主と呼ばれます。

母犬からの感染報告もまれにあります(胎盤感染)。

輸血(感染血液)からの感染例も。

マダニが吸血するとお腹いっぱいになって落ちることを飽血落下といいます。

そして産卵すると、マダニの卵に虫体が移行します。

そして、マダニは中間宿主となります。

そのマダニが吸血すると感染する、というサイクルができあがります。

バベシアの発症が多いのは、春~秋でこの時期に活発に活動します。

予防には、滴下式のスポットタイプか薬(飲み薬)があります。

ブラベクトやネクスガードシリーズ、フロントラインなど。

バベシアは予防が1番です!

再発しやすいので、しっかり予防していきましょう!