同期会に行ってきた | 前立腺がん闘病封じ込め記

前立腺がん闘病封じ込め記

前立腺がんの診断を2020年1月に受けた。PSA値640超、Gスコア8、多発的骨転移ありだった。手術・放射線は適応にならない。それでもあわてない、あせらない、あきらめない日々を送る。

今日は、30年勤めた会社の同期会に出席した。


会は、近況を交換し合い、楽しく盛り上がり、予定の時間が足りなく思え、2次会まで急きょ設定された。私は一次会までだったが、思っていた以上に楽しく、今後も続け親交を深めたいと思わせるものだった。


1979年に新入社員として入社し、その時の同期の者は40名だった。


その同期メンバー40名で45年維持してきた。中には連絡が取れない者や物故した者もいて、実質的には30数名になった。今日はそのうちの20名ほどが参加した。


現役時代は、お互いにライバル視しつつ、泣き笑い、出世した者しなかった者、妬みや、蔑みや、綺麗事ではないいろいろなことがあった。


しかし、今では完全ノーサイド、


みんな70歳を前にして、いい人間関係になってきた。もう格好つけることや評価を気にする必要もない。


やはり熟成にはそれなりに時間がかかるものなんだろうな、と実感する。


コロナで開催は5年ぶりで、会っても一瞬誰かわからないくらい外見が変わっている者もいる。しかし、話せばすぐに全てが符合して、打ち解けて、懐かしく、楽しい。


同期という人間関係、年々価値を高めていく気がする。私の病気のことはたぶん誰も知らないが、いつか話す時がくるのだろうか。


いずれにしても、死ぬまで普通に付き合っていきたいものだ。