”ザイティガ投入”から丸3年 | 前立腺がん闘病封じ込め記

前立腺がん闘病封じ込め記

前立腺がんの診断を2020年1月に受けた。PSA値640超、Gスコア8、多発的骨転移ありだった。手術・放射線は適応にならない。それでもあわてない、あせらない、あきらめない日々を送る。



3年前の今日、初めてザイティガという新規ホルモン薬が処方された。


それまで2ヶ月間のゴナックスによるホルモン治療がよい結果を出していなかった。PSAは640→163→240とひどいリバウンドが起きていたのだ。


このままでは、「多発骨転移を有する去勢抵抗性前立腺がんCRPC」という最悪の分類に該当してしまう、という恐れを感じていた。


2020年4月9日、コロナ禍の真っ最中で、この病院から感染者や濃厚接触者が多発していたこともあり、病院内は感染厳重警戒の異常な雰囲気の中だったのを思い出す。


こちらも、マスクはもちろん、満員電車を避けるため、座席指定車を取るなど警戒と緊張の構えだった。


この日、フェイスガードと防護的ないでたちの主治医は、もう筋書きを考えていたようだった。会うなり、「ザイティガ投入」でいきます、と明確に言った。


ということで、この日が病状を安定に導く最初の日となったわけだ。その後の経過は、過去の記事に記載してあるのでここでは記さないが、薬効は明らかだ。


ザイティガ投入から丸3年、よくぞここまで押さえ込んでくれた。未来のことは不明だが、生活しつつ継続的に治療の推移を見守っていくしかない。