これだから不動産は副業でもできる

 

私は、『大病を患い会社から解雇宣告された』ことをきっかけに、会社員をしながら会社以外の収入を作る大切さを身をもって痛烈に感じました。

 

そして、その時を境に私の人生は一変しました。

 

そう、副業に取り組み始めたのです。

 

これまで多くの時間と労力を副業に費やしました。

 

自分でやってみないと納得できない性格なので、書籍であーだこーだーと理屈が書いてあっても多くの時間を費やして、自分自身の体感を大事に取り組んできました。

 

取り組んだ副業は株式投資、物販そして不動産投資です。

 

株式投資に関しては、株式投資関連で有名なパンローリング社の書籍を読み漁り、研究をしました。

 

実際に企業の退職金などの原資の運用を任されている株式投資のプロに1年間くらい学び自動売買のための分析や自分なりの投資戦略をシステムに落とし込む200万円の塾に入りしシステムを作ったこともあります。

 

物販に関しては、不動産投資で2億円程度融資を受けた後でさらに規模拡大をしようとしたときに融資がおりず拡大に苦戦した時に、不動産購入資金を稼ぐために取り組みました。

 

その中で私が確信したことは、以下の3つです。

 

10年前から副業に取り組み始めてようやく体感として得た結論です。

『時間かかりすぎやろっ、お前!』と自分でも突っ込みを入れたくなりました(笑)

  • 片手間で取り組めるほど甘いビジネスはない
    • → やり抜く覚悟を決める必要がある。
    • → 覚悟がないと、困難に直面したときにすぐに逃げ出してしまう。
    • → 成果がでるまでには時間がかかるので、覚悟がないと取り組み当初のゆるやかな成長曲線の時期を耐えることができない
 
  • 時間や資金の制約の中での副業は本業より厳しい
    • → 1万円稼ぐのも1000万円稼ぐのも超えるべき工程は同じ(ハードルの高さは違う)なので、正しい方法で各工程を攻略していく必要がある。
    • → 副業で取り組む人が本業で取り組む人と伍していく、もしくは勝つためには、他人の力を借りる仕組みが必要
    • → 決断のスピード(緊急対応)が常に求められるビジネスは副業には向かない
 
  • お金を稼ぐためのビジネスは長続きしない
    • → 自分の特性や興味・関心に沿ったビジネス選択が大事
    • → 自分が人生で得たいものはお金ではないはず。
 

私が実感として得たこれらの3つの大原則を踏まえると、私の場合は『不動産投資』が一番適していました。

 
『やり抜く覚悟』についてですが、私自身、取り組み当初は借金にアレルギーがありなかなか踏み込めませんでした。
 
でも、勉強していく中で不動産投資の良さに気づき借金は必須となりました。
 
借金をすることで、本気スイッチが自動的に入りました。
 
最初の借金は1億円を超えていましたが、ここまでくると本気にならざるを得ない状況になった、という感じです。
 
 
『他人の力を借りる仕組み』については、不動産投資はこの仕組みが社会の中に浸透しています。
 
そもそも不動産投資は昔からあるビジネスモデルですし、ビジネス社会に必要とされてきたため不動産会社は世の中に20万社くらいいるみたいです。
 
借りたい入居者と貸したい大家のマッチング。
素人でも大きな不動産取引を公正に行うための宅建免許制度。
管理会社。
売買専門の不動産会社。
 
などなど、社会の仕組みとしてすでに整備されているという状況です。
 
会社員が副業で不動産投資を行うための『他人の力を借りる仕組み』を自分で作ることから始める必要がなく、ただそれを利用すればいい、という点が大きなメリットですね。
 
 
最期の『自分の特性や興味・関心にそったビジネス選択』については、ビジネス自体がお金を生むこと以外に自分のやりたいことと一致していないと続かないからです。
 
 
この3つの中で何を最も重視すべきか?と問われれば、迷わず『自分の特性や興味・関心に沿ったビジネス選択が大事』と答えます。
 
結局人間は、社会の中で何かしらの貢献をして他人との関係の中で自分の居場所を見つけながら生きていく存在だと思うからです。
 
最終的に得たいものはお金ではなく、『この場所に居てもいいんだ』という安心感や、『誰かの役に立っているんだ』という自己効用感のために私達は生きているんだと思うからです。
 
もちろん、明日のごはんに困る、住むところに困る、という状況ではまずは生きるためのお金を稼ぐこと、飢えないために食料を手に入れること、が最優先の課題になりますが、それが満たされた中では、次なる欲望が沸き起こってくるはずです。
 
その欲望とは、ブランド品を買うことでもなければ、
おいしいものをひたすら食べることでもない。
 
旅行を年がら年中楽しむことでもない。
 
大切な人を守り、自分が社会の中で求められ感謝される存在であること、それを最終的には求めるのだと思います。
 

生物として力は弱いけれど、これだけ繁栄できたのは、他人と分業・協力することで各個人の力を最大限発揮してきたからだと思います。

 

共同体に貢献することで村・部族・地域・企業・国などあらゆる共同体としての共通のビジョンを仲間と共有し、それぞれが、それぞれの役割を担うことで居場所を見つける。

 

 

これらの気づきを得るのに時間はかかりましたが、自分で挑戦に飛び込み、失敗したり、逃げたり、成功したり、いろいろな経験をする中で得たものです。