Employee から Owner へ

 

ロバート・キヨサキ氏のあまりに有名な「金持ち父さん貧乏父さん」

 

出版当初に読んだ時、大きな衝撃を受けたのを思い出します。

 

今から10年くらい前になると思いますが、ロバートキヨサキ氏が日本で講演会をする機会に結構高額なチケット代(多分1席2万円くらいだったと思います)を払って妻を無理やり連れて行ったような記憶があります。

 

よくある働き方を4つの分類に分けたキャッシュフロー・クワドラントはこちら↓

 

どんなに高収入でも、「従業員は従業員であり、貧乏父さんという位置づけになる」という厳しい現実を突きつけた図ですね。

 

あまり多くの方が引用するので、使い古された感はありますが本質をついているのでいつまでも通用する考え方だと思います。

 

従業員

医師、弁護士、税理士、会計士、エリートサラリーマン、どんなに高収入だったとしても雇われている限りにおいてすべてこの「従業員」という働き方になる、ということです。

時間を切り売りして、雇用主(株主)を稼がせるために働くことになります。

 

 

 

自営業

自分で小さなビジネスを持つのがSelf-employed(自営業)ですね。

 

この段階では、自分でお金を稼いで自分に給料を出す、そんな働き方ですね。

 

やり方によっては大きく稼げることもありますが、自営業も「自分が働かなくなると稼ぎはゼロになる」点は従業員と同じと言えます。

 

 

 

ビジネスオーナー

ビジネスオーナーは、ビジネスを立ち上げて権利収入を得ている人になります。

組織化することで、オーナー自身は司令塔のような働き方をするため、時間・お金にレバレッジがかかり大きく稼げるようになります。

 

 

 

投資家

最後の投資家は、有望な会社やビジネスに投資することで、お金を投じてお金を稼ぐタイプですね。

 

 

 

よく誤解されていると思うのが、

一刻も早く「左側」の従業員や自営業から抜け出し、「右側」のビジネスオーナーや投資家になるべき、という考えです。

 

実は書籍内でも「最初は、従業員から始めるしかない」ときちんと説明してあります。

 

当然といえば当然だと思います。

 

だって、いきなりビジネスオーナーになれるわけではないし、投資家になるにはある程度の手元のお金が必要になってきます。

 

ロバート・キヨサキ氏の主張はまとめるとこんな感じですね。

 

  • 働き方が4つあるのをまずは知ることが大事だ。
  • お金持ちを目指すにしても、最初は従業員からスタートとなるのは致し方ない

  • お金持ちの言葉(税金や金融など)を知って使いこなせるようファイナンシャルリテラシーを向上させる必要がある

  • 従業員を選ぶとしても、将来ビジネスオーナーや投資家につながるような職業選択をすべきで、職業を通じて自分のスキルや経験を得ることに注目すべき。

  • お金持ちがお金持ちになるべくしてなっていること、貧乏な人がなるべくしてなっていることを、お金の稼ぎ方の構造から理解する必要がある。

  • お金持ちは資産を買い貧乏な人は負債を買う

 

ここで大事なのは、投資家やビジネスオーナーはいきなり目指すことはできない、ということですね。


現実問題としてある程度のお金ができるまでは従業員として、また自営業者として働かざるを得ないということですよね。

 

しかし、視野にいれておくことは大事だといいます。

 

つまり今は従業員であっても、お金持ちになりたいのであればビジネスオーナーとして、投資家としての共通言語を理解するための勉強は必要だということですね。

 

ロバート・キヨサキ氏自身、ゼロックスの社員として営業スキルを身に着けるべく従業員として一生懸命働いたそうです。

 

 

もっと紹介したいものはありますが、こんなページも参考になりますね。

お金の流れです。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、、、

 

ゼロ円マイホームは、「従業員」や「自営業」の方が「ビジネスオーナー」や「投資家」に移っていくために取り組む最初の一手として最適だということです。

 

ゼロ円マイホームそれ自体が、小規模ではありますがビジネスです。

 

これを拡大していけばいいだけですね。

数年うまく経営していると銀行さんからも事業家として認識されるようになってきます。不動産投資ローンも借りることができるようになります。

 

幸い、エリートサラリーマンという方にはご自身では認識されていないほど絶大な信用があります。

 

銀行さんが高年収サラリーマンに住宅ローンや不動産投資ローンを提供するのは、ご本人の能力というよりは、所属している企業を信用しているということですね。

 

すこし残念な気もしますが、それはそれで、その価値を理解した上で最大限利用したいものです。

 

 

 

少し話はそれますが、私自身「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで感銘を受けたものの、具体的にどう動いていいか分かりませんでした。

 

「アメリカの不動産は値上がりが前提にありので売却益を得ることもできるのでは???」とか、

「アメリカとは税制も違うし、日本人がこの考えを実行するのは難しいのでは??」と考えたりして、どうしたらいいのか途方にくれました。

 

 

そして、随分後になって自分でゼロ円マイホームを作ってみて、「これだっ!」と感じました。

 

最初の入り口として高属性サラリーマンや高収入の自営業者であれば、銀行からの信用が厚く、低金利・長期間融資の住宅ローンを使うことができ安全にビジネスを始めることができる!そう確信したのです。

 

 

私自身、賃貸併用住宅をブログで発信されている方に背中を押されて自分でも作れた、という事があったので悩んでいる一人にでも響けばいいなぁ、という想いでブログ発信しています。

 

お役に立てればうれしいです。