思考は現実化する
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本があります。
この言葉は、本当に実態をよく表しているのではないかと思います。
自分の思考（想像力）の範囲内でしか物事をとらえることができないので、自分の未来は自分の思考が作っているとも言える、という事だと理解しています。
私は自己啓発や成功法則のようなものが好きでよく読みます。
成功者と言われるひとに会いに行って直接話を聞くのも好きです。
本当にいろんな形態の成功があります。
一見すると、数ある成功物語はバラバラで、その人の置かれた状況や環境も全然違うように見えます。
そして、非常に特殊な事例であって再現性が無いように見えます。
しかし、数ある成功物語に共通する８つの条件を紹介したいと思います。
１．短期的な快楽よりも長期的な快楽を求める
２．金額の大小ではなく、価値の大小で判断する
３．思考よりも行動のほうが１００倍大事だと知っている
４．自分事としてとらえている
５．取れるリスクを取っている
６．成功は確率の問題だと割り切り、種を多くまいている
７．Win-Winを意識している
８．自分の成功を信じている／成功するまであきらめない
１．短期的な快楽よりも長期的な快楽を求める
例えば、寝たい、お腹がすいた、というような誰もが持っている欲求。
これは当然満たす必要があります。
でも、そのような短期的な快楽のほかに、長期的な快楽、つまり自分の望む理想の未来にもきちんと目が向いているという事です。
これは、日々生活に追われ忙しいと忘れてしまいます。
もし仕事で２０年、３０年も忙しくしていて長期的な快楽を求める行動をしなかったら悲惨なことになると思います。
時間は取り戻すことができませんからね。
「忙しい」とは「りっしんべん（心）」を「亡くす」と書きます。
忙しさは心を亡くしてしまう状態という意味なんですね。
自分の心の求めるものに耳を傾け、行動していく。
よく、「目標を紙に書いて書斎やトイレなどに貼っておきなさい」と言われていますが、本当にその通りですね。
人間はすぐ忘れてしまうものなんです。
日々の生活に追われ忙しくしていると、自分が本当に欲しいものを忘れてしまいます。
しかもそれは長期的に継続することでようやく手に入るものが多いので、長期間覚え続けていないといけない、ということなんですよね。
私は、朝起きてすぐに目標の紙を見るようにしています。
２．金額の大小ではなく、価値の大小で判断する
例えば好きな家を買う時。
これは値段が安いから買う。高いから買わない。
これは自分に出せる金額や、相場との関係からくる発想ですよね。
単純に値段にだけ捉われています。
私が買ったゼロ円マイホームは８０００万円くらいしました。
普通の家であれば、５０００万円くらいで買うことができました。
でも、５０００万円の家は選びませんでした。
「価値」を考えて５０００万円ではなく８０００万円の家を買ったのです。
家は極端な例かもしれません。
例えば、食事をするにも健康によい食事とファストフードとあるとします。
（自分もファストフードを時々食べてしまうので自戒の念を込めて）
早くて安い、しかもうまい！
でも、自分の健康によいのは、値段は高くて、食べるまでに時間もかかるかもしれない。レストランまで行く手間もかかるかもしれない。でも健康によく、パフォーマンスが上がる効果もある。
病院に行かなくてよくなることで、将来にかかる医療費も削減できるかもしれない。
見た目もすっきりして自分に自信が持てるようになるかもしれない。
健康的な食事を選べた自分に対して気分が上がるかもしれない。
これらを総合的に価値で考えると、健康に良い食事がいいことになりますね。
値段と価値、似ているようで全然違いますね。
値段はただの数字。
価値は、自分の捉え方や考え方によって変わり得る、感じる効果と言えるかもしれません。
値段ではなく、価値で判断できるようにしたいですね。
３．思考よりも行動のほうが１００倍大事だと知っている
大前提として思考は当然大事ですが、思考だけでは現実は変わりません。
やっぱり行動する、ということですね。
自分が望む未来に近づくような行動をとっているか、これが重要です。
行動によって、ますます鮮明な思考になります。
鮮明な思考は、次なる行動を促してくれます。
家の中に引きこもって考えるだけよりも、ものや人に触れて自分の感覚を刺激することが、大事ですね。
行動したことで失敗するかもしれませんが、少なくとも「失敗」という結果が出たことで、こちらの方向は間違っているかもしれない、と新たな思考を巡らすことができます。
そのような試行錯誤を繰り返すことで、正しい道に進んでいく可能性が高くなりますね。
４．自分事としてとらえている
自分の事として捉えて主体的に動いている、ということです。
自分の行動が未来を変えると感じているということです。
自分の手に自分の未来をコントロールする力があると思っている、ということです。
もし、他人に自分の人生がコントロールされていると感じると主体的な行動はできなくなります。
どんな状況だとしても、これは「考え方」次第なんです。
例えば、つまらない仕事だとしても、自分がどう動けばいいか？
わらかないなら先輩の動きを観察してみよう。
質問してみよう。
一緒に行動してみよう。
その中でどんどん自分のできることが広がっていって、貢献もできるようになるはずです。
自分や組織の一部だとしても、組織全体をみるような目を持つこと。
自分が組織のトップになったようなイメージを持つこと。
会社でなくても、日々の生活でも同じです。
政治がダメ。
学校がダメ。
友達がダメ。
親がダメ。
人のせいにするのではなく、自分がそれをどう捉えるか、が大事。
自分だってその一員なはずですから。
主体的行動によって、道は少しずつ開けてくると思います。
５．取れるリスクを取っている
「取れる」リスクを、、、、というところがミソです。
むやみやたらにギャンブルのようなことはしない。
でも、一歩踏み込んでみないとその世界は見れないので、一歩だけ進んでみる。
自分で踏み込まないにしても、既に踏み込んで状況を良く知っている人に話を聞く。
リスクはコントロール可能です。
やり方はいろいろあります。
自分の人生が終わってしまうほどのリスクを取る必要はありません。
が、まったくリスクを取らないと新しい世界を見ることもできません。
子供が日々冒険して新しい世界を開拓しているのと同じです。
おとなだって、世界の歴史からみれば赤ん坊のようなもんです。
ケガして、転んで、ぶつかって、、、、
そして成長していくんですから。
死ななければ基本大丈夫です。
まぁ、人間いつかは死ぬんですし、精一杯自分の感覚で楽しめばいいと思います。
６．成功は確率の問題だと割り切り、種を多くまいている
行動したとしても全部成功するわけではないですよね。
タイミングもあるかもしれません。
ひょっとして時代があなたに追い付いていないだけかもしれません。
だから、学校や職場など限られずに、趣味だったり、ボランティアだったり、いろんなコミュニティーで活動していろんな価値観に触れ、いろんな角度から同じものを見てみるのがいいんだろうと思います。
人間の赤ちゃんは死亡率が非常に低いので手で数えら得る程度の子どもしか作りませんが、リスクにさらされている生物の種ほどたくさんの卵（子供）を生みますよね。
たくさん数をつくらないと大人まで成長して子孫を残すことは難しい、と生物は本能的に知っているんでしょうね。
成功の種も同じですね。
たくさん巻いておきましょう。
少しずつ水や肥料を与えながら、観察して成長を見守りましょう。
７．Win-Winを意識している
自分だけが勝つ、相手は負ける、そんな関係は長続きしないです。
例えば詐欺師などはその典型ですが、犯罪です。
犯罪は社会的に許される行為ではないですし、
８．自分の成功を信じている／成功するまであきらめない
ここが一番大事かもしれませんね。
結局、自分が自分を信じられずに、継続できずに成功しない選択をしているのかもしれません。
もし、本当に好きでそれがあなたにとって自然にできる事なら、継続できるのだと思います。
ひとそれぞれ「好き」や「得意」は違います。
得意だからと言って、好きとも限りません。
でも、得意なことで誰かの役に立つのはいい気分ですよね。
最高なのは「好きかつ得意」で「人の役に立つ」ということでしょうね。
まぁ、これがなかなかわからないから成功する人は少ないのかもしれません。
私も全部実践できているわけではないですが、意識して取り組んではいます。
あなたの成功の条件があれば教えてください！