日銀「追加の緩和修正見送り」の意味するところ

 

 

以前に、「住宅ローン金利は今度どうなる?」というタイトルでブログを書きました。こちらです↓

 

 

今日はその続報です。

 

少し遅いですが、9月22日に出た「日銀の追加緩和見送り」のニュースです。

 

 

実際に日銀が公表した「当面の金融政策運営について」という文書がこちら↓

k230922a.pdf (boj.or.jp)

 

この文書は、日銀のHPにあります↓

金融政策に関する決定事項等 2023年 : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)

 

 

不動産投資家にとっては、金利動向はとても重要。

 

日銀の金利政策をもとに、市中銀行(一般の銀行、みずほ銀行や千葉銀行、信用組合、信用金庫など)が金利を決めるからですね。

 

それに、不動産投資家でなくてもマイホームを購入する人にとっても、日銀の政策は影響してきます。

 

マイホーム購入時にほとんどのひとが利用する住宅ローンで「変動金利」を選ぶ人は7割と以前のブログでも書きました(上記リンク参照)。

 

変動金利も、日銀の短期金利がもとになって決まるので注意しておきましょう。

 

 

 

さて、前置きはこれくらいにして、、、、

日銀のニュース「追加の緩和修正見送り」についてです。

 

 

「緩和修正見送り」=「金融緩和政策」の修正を見送る。

 

つまり、金融緩和政策をこのまま続ける、ということですね。

 

具体的には以下のような政策を継続予定です。

 

  • 長期金利の事実上の上限を1%とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)
  • マイナス金利政策
  • 上場投資信託(ETF)の買い入れ

 

つまり、日銀の植田総裁は「景気がよくなり、設備投資や個人消費が増加し、雇用や所得環境もどんどん良くなっていかないと」これまでのゆがんだ金融緩和を元に戻すことは難しい、と判断しているとこれまでの一貫して主張してきており、それに基づいて判断していると言えます。

 

とっても難しい局面ですよね。

 

 

ここから言えるのは、しばらくは日銀としては景気が回復するまでは、じゃぶじゃぶお金をばらまきます!という姿勢ということだとおもっています。

 

不動産投資家として、マイホームを購入するものとして、日銀の動向に注目しつつ、日本の景気動向を確認してくことが当面は大事なのだろうと思っています。

 

そして、しばらくは金融緩和(お金じゃぶじゃぶ政策)現状維持という姿勢が見えたので、変動金利のまま、様子見でよいと判断しています。