成功の秘訣
ゼロ円マイホームを作った私が大事にしていた価値観を共有することで、今賃貸併用住宅を作ろうとしている人にも参考になれば幸いです。
というのも、ゼロ円マイホームを作るために大事なのはノウハウだけじゃなくて考え方だとつくづく思うからです。
賃貸併用住宅は、自宅と賃貸が合体した物件で、私はその中でも賃貸の家賃収入で賃貸併用住宅全部の住宅ローンがまかなえるものを「ゼロ円マイホーム」と名付けています。
その名前からもわかるとおり、私は住宅ローンをゼロ円にすることにこだわりました。
もちろん、場合によっては月5万円手出しして、賃貸併用住宅を建てることも可能です。
月5万円でも、相当安いですよ。
家族4人で暮らす場合、3LDKとかに住むことになると思いますが普通に13万円くらいはしますからね。
月5万円だとしても、「6割引き」って感じですよね!
家賃が「6割引き」ってすごくないですか?
人生で住居にかかる費用は全支出の3割程度と言われています。
生涯の可処分所得が2億円とすると、3割なので6,000万円が居住費になります。
それが6割引きですからね。3600万円は浮く計算になりますね!
でも、私はそれでは満足しませんでした。
「10割引き」を目指しました!
10割引きだと6000万円が人生で浮くわけです。
私の場合、具体的に試算してみました。
1)普通に賃貸に住み続けた場合
18~24歳:6年間 家賃月額5万円 6年×5万×12か月=-360万円(①)
25~30歳:6年間 家賃月額7万円 6年×7万×12か月=-504万円(②)
31~60歳:30年間 家賃月額13万円 30年×13万×12か月=-4680万円(③)
61~85歳:25年間 家賃月額10万円 25年×10万×12か月=-3000万円(④)
生涯居住費 -8544万円(①+②+③+④)
2)41歳でゼロ円マイホームを41歳で購入した場合
18~24歳:6年間 家賃月額5万円 6年×5万×12か月=-360万円(❶)
25~30歳:6年間 家賃月額7万円 6年×7万×12か月=-504万円(❷)
31~40歳:10年間 家賃月額13万円 10年×13万×12か月=-1560万円(❸)
41~85歳:30年間 家賃月額0万円 空室率(※1)0.2×ローン月額22万円×12か月×30年=-1584万円(❹)
(※1)空室率20%と多めに見積もり
76~90歳:14年間 家賃収入月額15万円(※2)×稼働率(※3)0.8×12か月×14年=++2016万円(❺)
(※2)家賃は新築家賃(24万円)の62.5%に設定。
(※3)稼働率0.8=空室率20%と多めに見積もり。
生涯居住費 -1992万円(❶+❷+❸+❹+❺)
賃貸に住み続けた場合(-8544万円)とゼロ円マイホームを41歳で購入した場合(-1992万円)では、約6500万円の差がでることがわかります。
凄いインパクトですよね。
これはやらない選択肢はないですよね。
ここまで経済的にどれほどゼロ円マイホームが有利か、ということを書きましたが、
実はいいことばかりではありません。
賃貸併用住宅は、玄関がわかれれているとはいえ賃貸と自宅が同じ建物にあるので音の問題などを気にする必要があります。
防音シートや設計の工夫などで大きな問題は解消できますが、気になる人には気になるでしょう。
設計が難しくなったり、融資金額が大きくなります。
でも私はそれらのデメリットを乗り越えて、経済的メリットを取りに行く決断をしました。
私の場合、家を活用して「経済的メリットを受け取ること」に重点を置きました。
そして経済的メリットを受けとるには、家賃収入をいただく賃貸人の方の住み心地のよい住居を提供することも最優先に考えるべきです。
つまり、私は「自分の家の快適さ」は後まわしにしました。
私も「夢のマイホーム」は欲しいです。
でも今は我慢しました。
将来、お金が貯まってから「夢のマイホーム」を作ろうと決めています。
家を作るには3回くらいつくらないと満足するものは作れない、なんて言いますしね。
しょっぱなからうまく作れるわけがないので、今のうちにお金を貯めて立派な家を将来貯まったお金で建てたいと思っています。