こんばんわ、0号室と申します
今夜は、僕ら夫婦が結婚指輪に出会うまでのお話し
今から2年くらい前
共通の友人から誘われた陶器イベントに参加した時、僕らはずっと一緒に行動しながら見て回っていたのだけど、トイレにいったタイミングでバラけて一人行動をしていた
その時、たまたま目に入ってきたブローチが可愛くて彼女に似合うかどうか、見に行くとある男性作家の方がブース前に立っていた
その男性と少し話すうちに打ち解けてしまい、いつの間にか作品以外の話もする感じになっていた
聞くと、埼玉に工房があり家族三人暮らしで、僕らが理想としてる暮らし方をしている方だった
その人の作品は温かみがあってすぐ一目惚れしたのだが、こういう雰囲気の人の作品は作り手の心が現れるのだなと改めて思った
この時には、僕はすでに彼女にサプライズでプロポーズをしようと決めていたから結婚指輪は手作りのものがいいと思っていた
この人に指輪を作ってもらえないだろうかを聞いてみようと瞬間的に思い、一か八かで聞いてみることにした
「あの、もしよかったら指輪とかって作ってもらえたりしますかね?」
「あぁ、いいですよ、男性用のですよね?」
「いえ、実はサプライズで結婚指輪をあげたくて」
「(ものすごい笑顔で)やりましょう!」
と言ってくださった
僕も満面の笑みで宜しくお願いしますと堅い握手をした
トイレから戻ってきた彼女にこの場所を見られてはまずいと思い、連絡先を交換し、また後ほどと挨拶をしその場を離れた
こうして僕は偶然にもとある作家さんと出会い、僕らだけの指輪を作っていただけることになりました
つくづく人との出会いは、宝物なのだと実感しています
以上、夫でした