いよいよジーンズソムリエの実施要項が発表されましたね
実は地道に勉強してるのですよ
このテキストマジでムズい
教科書みたいな出で立ちで、専門用語だらけでつまずきまくってる
たぶんもっと分かりやすく図とかにまとめられると思うんだけど
わざと分かりずらく書いてるんじゃないかってくらいまわりくどい笑
約130ページのうちやっと40ページ読み終わった
スマホにメモ取りながら読んでるけど、ほぼ全てメモらないと分からないレベル
以下、とても長いですがメモをコピペした物です
○デニムとジーンズの違い
デニムは生地を意味し、ジーンズはデニム生地を使用したパンツを意味する
語源はセルジュドニーム=フランスのニーム地方産の綾織物
※頑丈なのは平織、しなやかなのは綾織
イタリアのジェノバの船乗りが着ていたパンツをジェンズやジェノワーズと呼んでいた事が派生した
○フォーティーナイナーズ
1848年カリフォルニアで金鉱が発見され、その翌年には一攫千金を狙う者が集った
○ジーンズ普及率が低い
日本は経済的に豊かな割にジーンズの普及率が低い。その理由はスーツやスカート、和服など服の種類が多すぎる事と制服文化が根づいている事が挙げられる。
○デニムが出来るまで
綿→紡績→染色→製織→整理加工→品質検査
○綿
無農薬で作られた物をオーガニックコットンと呼ぶ
繊維の長さにより
超長綿34.9mm以上、長綿28.6~33.3mm
中長綿26.2~27.8mm、中綿20.6~25.4mm
短綿20.6mm以下と5段階に分類される
○紡績
繊維の方向を揃え、引き伸ばし、撚りを加えて糸にする事
開俵かいひょう
梱包を解く
↓
混打綿こんだめん
異物を取り除き、均一な厚みのある形状(ラップ)となる
↓
梳綿りゅうめん、そめん、カーディング
綿を線上に解きほぐし、細い紐状の集合体を作る(スライバー)
↓
練条れんじょう
何本か合わせたスライバーを1本のスライバーにし、またそれを何本か合わせて1本にしてと繰り返し均一に混ざり合う繊維を作る
↓
精紡せいぼう
紡績の最終工程、規定回数の撚りを加えて目的の太さの綿糸を作る
リング精紡と空気精紡(オープンエンド精紡)の2つの方法がある
(リング精紡は糸通しから巻きとって撚る、空気精紡は遠心力で撚るイメージ)
空気精紡は強度がリング精紡より10~20%弱いが、均一で織機での糸切れはすくない
強度の低さを補うために撚り回数を高めに設定することから固めの仕上がりになる傾向
工程が少ないためコストが安い
○染色
たて糸のみが染色される
インディゴ染料は、天然藍には約5%しか含まれていないため合成インディゴが多く用いられる
糸を染めるのが先染、織物(生地)を染めるのが後染、縫製後(製品)染めるのが製品染
インディゴは水に溶けにくいため性質を変化させるため還元させる必要がある
インディゴ染料の場合「ハイドロ建て」、天然インディゴの場合「発酵建て」
インディゴは繊維内部への浸透力が弱い事から染まりにくい、イコール色落ちしやすい
○ロープ染色
ロープ状にして染色
色ムラが発生しにくい
染色堅牢度がよい
量産と小ロット両方に対応
コスト高い
酸化するごとに黄色→緑→青と変化
ロープ染色工程
精練(浸透剤に通す)→水洗(ゴミを落とす)→インディゴ染色→水洗(未固着のインディゴを落とす)
○スラッシャー染色
色ムラ発生しやすい
染色堅牢度が悪い
短納期に適している
コスト安い
糸切れによる機械の停止が起きやすい
○綛染(かせぞめ)
中白にならない
連続染色が出来ないためコスト高い
○分繊(ぶんせん)
ロープ上の糸を織機にかけるためにバラす
ロープ染色の場合にのみ必要な工程
○糊付
たて糸の毛羽立ちを抑え摩擦を減らし糸の強力を増加
○製織
江戸時代以前のはたおりは右手から左手程度の幅、産業革命以降の力織機は1m強、現代の革新織機は3m
○有杼織機
シャトル織機
○無杼織機
レピア織機、グリッパー織機、エアジェット織機
○経通し(へどおし)
綜絖そうこう…経糸のガイド
筬おさ…
ドロッパー…
生機きばたを中間検査
○整理加工、仕上げ加工
毛焼き、スキュー加工、サンフォライズ加工
スキュー加工の原理は予め強制的にねじってから裁断する事で、その後のねじれを発生させないイメージ
振り落とし→毛焼き→水洗→斜行防止→乾燥→防縮→乾燥→振り落とし
○品質検査
国際規格…ISO規格
国家規格…日本のJIS規格、アメリカのAATCCやASTM規格、ヨーロッパのEN規格
その他…団体規格、企業規格
引っ張り強さ、引き裂き強さ、摩耗強度、寸法変化率、染色堅牢度
○織組織
平織、綾織、朱子織
綾目が右上がりは右綾、右下がりが左綾
表面の経糸の数で2分の1ツイル、3分の1ツイル(ヘビーオンスは3分の1ツイルが主流)
○デニムの重さ
1ヤード(91.44cm²)1オンスは28.35g
平均値は14oz、経糸7番、緯糸6番、打ち込み本数経糸66、緯糸44
番手は数が大きいほど細い糸、打ち込み本数は6対4
○生地加工
ウォッシュアウト、フェードアウト、ブリーチアウト
起毛、エンボス、オーバーダイ、抜染
ストレッチデニム
スパンデックス糸の外側に綿があるコアヤーンか、スパンデックス糸と綿を合糸したツイストヤーン
配合は綿95%、ポリウレタン5%が多い
○先染織物
シャンブレー…経糸に色糸、緯糸に白糸を使用した平織
ヒッコリー…ストライプ柄の綾織
ダンガリー…経糸が白糸、緯糸に色糸を使用した綾織
ブロークンツイル…ある一定の間隔で綾目を切り替え、ねじれの発生を防止。杉綾よりも細かく切り替える事でブレークラインが見にくい
ヘリンボーンツイル杉綾…綾目の方向を一定間隔で切り替えるブロークンツイルの一種
経たてピケ…畝のある織物
後染め
コーデュロイ…縦方向にパイルがある物
畝の太さにより鬼コール(1インチに6本)、中太コール(9本)、細コール(15本)、極細コール(さらに細い)
毛緯けよこと呼ばれる緯糸が剪毛ナイフで切り開かれて出来た物で綿以外の繊維では上手く出来ない
太綾はたてよこに20番手以下の太い糸を用いて織ったもの(ドリル)の中には雲斉、葛城というものがある
雲斉…14~20番手の双糸か三糸の経糸に10~20番手の単糸か引き揃え(撚らずに揃える)
葛城…経緯10~20番手
葛城のほうが雲斉よりもたて密度が詰まっていて、斜文線が急角度
杢糸もくいと(白黒の糸を混ぜたグレーの糸)で雲斉織りしたものは小倉織と呼ばれる
12~14オンスの晒さらし(漂白した白い状態)の葛城はホワイトジーンズの代表的素材
サテン…朱子織、よこ朱子、たて朱子、5枚朱子、起毛したものブラッシュドサテン
キャンバス…たてよこに太番手の双糸か引き揃えを用いて平織で密に織った厚くて丈夫
ダックはキャンバスより重い
チノ…コーマ糸(カーディング後に短い繊維を取り除いた物)の双糸をたてよこに使いシルケット、サンフォライズ加工されカーキ色に染めた純綿織物
ウエストポイント…チノの高級品
覚えられるか!
問題の傾向が分かれば対策も練られるのだが
せっかくだから何回か読んで最低限は覚えたいので
まずは1回読み終えたい