この動画エグくないか?



ワンピースオブロックで50年代のデニムを担当するカオルさん




1時間に渡り409XXのM54を縫い上げる様子が収められている


(今ではトリプルXに昇格しているはず)




神動画だなー


デニムの縫製工程もそうだし、どんなミシン使ってるとかもおもろくて勉強になる


何の勉強だよって感じですが





バックヨークの巻き縫いはUNION SPECIAL

(35800Gだろうか?)



裾のチェーンステッチはダルマと呼ばれ、裾上げでもポピュラーな43200G(UNION SPECIAL)



股部分とベルトループのカンヌキ止めはJUKI社のミシン




メインで本縫いしてる青いミシンはシンガー裁縫ミシンと日本語で表記がされている



100周年っぽい事が書いてあるから1951年製だろうか




トップボタンホール用ミシンはSINGER社の299と型番特定出来る



その他バックヨーク上下巻き縫い用とカンヌキ止め用、帯部分用等でSINGER社のミシンが確認できる





ミシンに関してもこれだけの情報が得られるし



その他の解説もまた興味深い





例えばフロントフライを2本針で縫う際には



片方はオーバーロックの端を、もう片方はボタンホールの端を縫う事で堅牢度を増している



全ての縫製に意味があるんだと納得させられる





隠しリベットも実際あんな感じで隠れてるんだと初めて見た



ビッグジョン児島店にて似たような機械でリベット打ちを体験した事があるが見てる以上にやるのは難しい





インシームはあの長さを1発で繋げて縫ってるとか



またこれも表側から裏側の見えないオーバーロックの端を狙っている



サイドステッチも同様



また年代が古いほど股上が深くなるためサイドのオーバーロック処理が長くなる



よってサイドステッチも長くなるという必然がある





帯部分の最後に空縫いみたいのを長めにやってるけど



あれがカラカン止めに必要なのか




腰上部の本縫いの際にベルトループを共に仮縫いするバンザイ縫い


革パッチもぐるりと一筆縫い


その最後にVステッチ


Vステッチは何のためなんだろう


センターベルトループはオフセット


リベットは全て銅



ってかそもそもアイロンやまち針を使わない手曲げ縫製って職人技すぎん?






小中さんの縫う40年代となると


ミシンや縫製工程も全く別の物となるのだろう



通常3本糸で行われるオーバーロックも


大戦は2本糸で行われているとか




奥が深すぎて興味がつきませんね






この1時間の動画からここまで感じ取り、学ぼうとする私の事もまた褒めてほしい




いつか滋賀行きてぇなぁ