　いつもごらんいただきまして、ありがとうございます。

　昔泊まりとき仕事の都合とかで近所の「黄金湯」が休みの日には業平橋とか押上駅の方面の銭湯に行って、お風呂に入っていたので、この辺のニュースとか流れると懐かしく感じたので、記事にしてみました。

　先日都営地下鉄浅草線押上駅が地下鉄の中で最後のホームドア設置になったとのニュースが流れたのと同時に出たテロップで驚きました。

　「本来20億円必要なホームドア設置のための改修費用が270万円に圧縮出来た！」という内容でした。

　結果から言うとみる視点と立場が変われば当然とも言える結果だなぁとは思ったので、その理由を書いていきます。

　まあ、ホームドアを設置する業者の立場からすれば「動作率は限りなく100％」「安全性」など様々な条件を突きつけられた状態で開発し施工することとなっていた「ホームドアシステム」しかし、それにかかる費用が高くて費用軽減のアイディアを「公務員である職員が発案した」。

　それはホームドアを設置する業者が求めた「すべての車両の改修」を必要としなくなる画期的なアイディアで、ホームドアとの通信機能のない車両に2次元バーコードを貼り付け、それをカメラで認識したときにホームドア開く、補助的なシステムらしい。

　これにより本来改修費用としてかかるはずの20億円がバーコード貼り付けなどの印刷や開発費用だけで抑えられたとのことでした。

　取り付ける側の業者の立場からは生半可なアイディアを出して、自社のホームドアシステムの不具合の原因になっても不味いし、いまのままで進めば20億の改修費用も頂けるのに、新たなことを考えるのはそれほど建設的ではない。

　それに引き換え、支払う側の都営地下鉄側としては、それを安く抑えることでいろいろなメリットがあるのだから、いい知恵も出るのは必然的ですよね。

　20億が270万円に縮小出来たのはとても凄いことだけれど、本当の評価はシステムが稼働し始めたこれからが本番なので、安全に稼働し続ける事を願うとともに、東京都職員という公務員である発案者に、それなりの見返りがもたらされることを願ってやまない。

　案外にこういった天才的な発案をする方に限って、実際の職場では冷遇されていたりするので、そういった状況があるなら、それも改善すべきところだと思いました。

　それでは、また！

懐かしの都営地下鉄浅草線押上駅