学者は馬鹿か日本

えらい先生方も長年「ゆでガエル」状態で暮らしてきましたから、日本の国の給料が安いまま30年も経ってしまった理由については皆しどろもどろで、原因を掴んでいないのが実情です。高橋洋一さんのような非凡な数学者でも明快な答えは出していませんね。

 

ですが、1945年から2023年までの78年間、日本の敗戦、滅亡、飢餓、我慢、長時間労働、大復興、高度成長、頂点、慢心、大下降のプロセスの中を90年も生きてきた僕にはそれがどうしてかはっきり分かるのです。

 

⚫一人あたりの稼ぎが少ない日本

⚫休みが多すぎる日本

⚫成果を上げても上げなくても同じ給料の日本

僕が何か言うまでもなく数字で分かることは日本の労働生産性の低さです。よく調べてください。製造業とかサービス業とか分けて。会社はこんな低い労働力に対して高い人件費を支払う能力はないのです。何故生産性が悪いのか。日本の総合的労働能力が低いからです。何故低い?能力のない人を大勢雇っているからです。理由は就業率の維持(失業者が少ない状態)です。その上に高度成長の時のイメージから日本は働き過ぎという誤解が生じて国家的に休日をどんどん増やして、残業も規制しています。欧米の会社でどれほど社員が時間内に激しく働いているか見たことありますか?今では日本人は働きものとは云えません。

 

⚫年功序列をやめない日本

⚫合理化システムを導入出来ない日本

⚫これじゃ給料を上げるのは無理だよ日本

日本の多くの企業はまだ年功序列制度で能力のない社員に多額の給与を支払っています。男の3倍5倍能力のある女性社員を(外国に比べて)全く活用していません。さらに4K作業は外国人にまかせきり。 日本では国際的に見てIT化、自動化、合理化が進んでいない理由をご存じですか?合理化すれば無能な社員の居所がなくなるからです。これは役所も同じです。外国ではそうした従業員は切ってしまいますから、その分合理化が必要になり、進化するわけです。日本の高度成長期に中心になって働いていたボク達の世代の労働は今の2~3倍も多かったと思います。

 

 

本当のことを突き止めろよ日本

ここまで分かっただけで何をどうすれば有能な人達に高い給料を払うことができるかわかり、どこに手を打てばよいか分かるでしょう。今政府が云ったりやったりしていることは間違っているとはまでは云いませんが、見当外れのことが多いようです。日本人は岩盤にぶつかると覚醒して狂反発する特性があります。期待しています。