こんにちはぁ
お久しブリ
ブリ
玲子
ですよぉ
9月も終盤になり
ようやく朝晩涼しくなってきましたぁ
皆様
どんな感じでお過ごしでしょうかぁ
あたしは昨日大阪関西万博に日帰りで行ってきましたぁ
初めていったんですがぁ
閉幕も近くなって
どこもかしこも激混みで
疲れ果てましたぁ
結局見たのはコモンズ館中心で
大体の国は高校の学園祭の出し物に毛が生えたくらいの内容だし
現地のアテンドのやる気のなさと来たら
オイオイ
って正直思っちゃうのも結構ありましたぁ
お国柄がでてて、それも万博よね〜って
そのうち思い出語れるかなぁ
さてさて今回の話題はぁ
三島由紀夫ですよぉ
あたし なぜだか数年前から三島にはまっちゃって
気がついたら文庫本で出てるの
読み尽くした感バリバリなんですよ〜
それでなんでこんなにはまったのかをまとめてみましたぁ
まず
三島大先生の圧倒的な描写力
人物の様相描写 人生観や社会観の観念描写
風景の情景描写
行為やコトの比喩の豊かさ
大先生にかかるとまるで目の前に実像が浮かぶようなのです〜
その描写や比喩の
複雑なのに的を得た記述はぁ
はじめて見る難解な熟語や単語を含みながら
大先生は日本語使いを間違えることがないから
変な教科書読むより
めっちゃ勉強になりますよぉ
しかも大先生の関心はぁ
社会の上層部や哲学教義の小難しいコトばかりでなく〜
男女の行為
男色変態のコトの仔細
超上流階級の裏の顔がぁ
その変態ぶりによって包み隠さず描き尽くされます〜
もち あたしにとっての一丁目Ⅰ番地の〜
LGBTもありありなのです〜
二つ目はぁ
大先生は頭でっかちではなく〜
肉体 体力へのリスペクトがすごくて
両者は文武平等なんですよね〜
大先生は「肉」という言葉が大好きなようです
ボディビルの肉体美
ボクシングやボクサーの世界そのものが
頭ばかりの超エリートと同等に置かれていると思いますよぉ
大先生は20代で古典を書いてしまったほどの超天才なので
長く生きることで身につく経験とか
知識の積み上げにはあんまり関心なかったのかもしれない気がします
ともかく大先生の肉体美や若さへの執着はすごい
若く美を追究するとどういうことになるのかぁ
それは若くして美しいまま死ぬことを求めます
アンチエイジングで美魔女女装を目指すあたしには痛いわぁ
三つめはぁ
話の展開の速さときたら
登場人物は生き急いでこの世や物語の対象から去っていきますよぉ
例えばぁ
代表作「豊穣の海」は4つの物語から構成されていますがぁ
各々の主人公はほとんど10年以内に死んでいなくなります
しかも若く人生を燃焼しつくして去っていくんですぅ
これに対して
4つを通じてでてくる伴奏者のような本多さんはぁ
社会的に大成功しながら
最後はよぼよぼのク○爺みたいな書きっぷりで
結局この人の人生は自分のまわりに現れた若者の脇の下に
三連黒子を探し求めただけのような感じなんです
こういう生き急ぎの登場人物はぁ
滑稽なくらい速い展開のものも含めて沢山でてきます
色々読んで感じたあたしの感想ですがぁ
大先生は社会や歴史や実際の政治の細部まで知り尽くした上で
それでも尚人間のもつ若さや美しさの意味を高く評価し
加えて女装さんのような世界観や趣向にもかなり理解のあった人だと直感しています
そこがついつい読んじゃう最大の理由かなぁ
大先生は今年亡くなって55周年
生誕100周年
今も生き続けていますねぇ
