拝啓 おばあさま
12月2日、それがおばあさまの誕生日。
いくつになるの?
花束の贈呈をやんわりと拒否されたわたしは、なにをしようかななにかしようかなと、うんうん悩んでいます。
それで、
今日ね、本屋さんで、宇野千代さんと『行動することは生きることである』と、柴田トヨさんの処女詩集『くじけないで』を読みました。ちらっと。
おおよそ90歳という歳の(いや100歳か?)おふたりの言葉は美しい。
こういうふうに歳をとりたいものだなあ、とか思いながら、
おばあちゃんのことを思い出しました。
この本たちを送ろうか?
いやしかし、それもちょっと違う気もするのだ。
おばあちゃんのすきなもの。
グラタン 小田和正 株 藤沢周平 幸田文 花 鶏肉 ……
もうすこし考えよう。
考えるのだって楽しいし、愛しい気持ちが大きくなるのだ、うん。
敬具