Stars - In Our Bedroom After the War (感想) | あれこれ何とか好奇心

Stars - In Our Bedroom After the War (感想)

待ちに待ったカナダのStars(スターズ)の新作(4枚目)、「In Our Bedroom After the War」の日本盤を購入しました。日本盤は彼らのドキュメントDVD付きで、ライブ映像なども見れますのでとてもお得です(お値段的にも)。

ちなみに新作の14曲目は日本盤のみのボートラです。レビューという言葉にはいつもながら至らないので、聴いた感想を書いていきたいと思います。


Stars
In Our Bedroom After the War
スターズ
イン・アワ・ベッドルーム・アフター・ザ・ウォー(DVD付)

(曲目)

1. The Beginning After the End
2. The Night Starts Here (静止画 ←クリック)
3. Take Me to the Riot (PV ←クリック)
4. My Favourite Book
5. Midnight Coward
6. The Ghost of Genova Heights
7. Personal
8. Barricade
9. Window Bird (動画 ←クリック)
10. Bitches in Tokyo
11. Life 2: The Unhappy Ending
12. Today Will Be Better, I Swear!
13. In Our Bedroom After the War
14. Division (Bonus Track)



現在、Myspaceで新作の全曲、フル試聴可です(私は購入まで敢えて全曲は聴きませんでしたけど)。

http://www.myspace.com/stars  (←クリック)



オープニングサインの「The Beginning After the End」の後に、彼ららしいちょっと内省的でドリーミーなメロディーの「The Night Starts Here」、その後に比較的フックの効いた明確なメロディーの「Take Me to the Riot」(シングル曲)が続きます。ポップな曲はPrefab Sprout(プリファブ・スプラウト)を彷彿させるような感じですけど、「My Favourite Book」はちょっとネオアコ風です。「The Ghost of Genova Heights」は彼らには珍しくちょっとファンキーなリズムの曲です。


多少中盤はシンプルな曲が並びますが、今回のアルバムは違うトーンで作られた曲が並ばれていると言う感じで、その辺りはメリハリのあるアルバムです。飽きずに聴き通せるアルバムだと思います。


Window Bird」から「In Our Bedroom After the War」までの流れはとても心地良いです。

ちょっと華やかな「Window Bird」、ガールズ・ポップのように爽快で疾走感のある「Bitches in Tokyo」(詞と題名はあまり関連はなさそう)、特にPrefab Sprout色が強い正統ポップで私もとても気に入っている「Life 2: The Unhappy Ending」、Amy Millanの繊細なボーカルが良く合う一層ドリーミーな「Today Will Be Better, I Swear!」と良曲が続きます。

タイトルチューンでオリジナルでは最終曲の「In Our Bedroom After the War」は、静かな雰囲気ながら曲が進むに連れて広がりを感じるスケールの大きい曲です。ここでは男性ボーカリストのTorquil Campbellの声質がうまく活かされていて、長い曲ながら思わず聴き込んでしまいます。


前作の「Set Yourself on Fire」(前の記事 )との比較は難しいです。トータルの雰囲気を考えると「Set Yourself on Fire」の方がまとまりが良かったと言う感じもしますけど、私としてはStarsならではの素敵な曲が詰め込まれた良盤が一枚増えて喜んでいると言う感覚です。

Starsを未聴の方にも、既聴の方にも、今作はオススメできると思います!