The Shins(ザ・シンズ) - Wincing the Night Away | あれこれ何とか好奇心

The Shins(ザ・シンズ) - Wincing the Night Away

Amazonで見たんだけど、サブポップレーベルの、The Shins(ザ・シンズ)のこの新作アルバムが「2/10日付 全米ビルボード・チャート 初登場2位」って本当?確かに前のアルバムも良い感じで売れていたけど。。


いやっ、でも、それは本当に素晴らしいことです。こんな良質なインディのグループのアルバムがメジャーチャートにねじ込んでいくなんて、嬉しいことです。私もやっと聴いたけど、爽快な出来です。秀作!


ShinsはUSのニュー・メキシコ州のアルバカーキー出身の4人組。今回の「Wincing the Night Away」は4年ぶり3枚目のアルバムです。

The Shins
Wincing the Night Away
ザ・シンズ
ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ

(曲目)

1. Sleeping Lessons
2. Australia
3. Pam Berry
4. Phantom Limb
5. Sea Legs
6. Red Rabbits
7. Turn On Me
8. Black Wave
9. Spilt Needles
10. Girl Sailor
11. A Comet Appears
12. Nothing At All (日本盤ボーナストラック)
13. Spilt Needles(Alternate Version) (日本盤ボーナストラック)


Myspaceで新作の曲、ほぼ聴けてしまいます。

http://www.myspace.com/theshins


エコーがかかったようなボーカルが放つヒヤッと冷たい雰囲気が出だしながらだんだんと弾けるギターとドラムの勢いが増し、ボーカルも力強く後半を歌い上げる「Sleeping Lessons」は本当に印象的。この雰囲気は、なかなか独特でとても印象的。


Australia」はちょっとユルイながら弾ける感じのキャッチーなポップソング。シングルの「Phantom Limb」はミドルテンポでコード進行で聞かすようなタイプの曲だけど、ボーカルの表情というのがとても豊かで楽しい曲です。


Red Rabbits」なんてシンプルでかつドリーミーな感じの良曲です。バックのピアノの音も浮遊感があってよいです。


Turn On Me」はキャッチーでポップで文句なしで良い曲ですね。ライブとかで盛り上がりそうです。ギターの音もカッコ良いです。


エレクトロニカな雰囲気もする「Black Wave」、ギターの音とドラムの音がボーカルと上手く絡んでサイケな曲調の「Spilt Needles」、とても綺麗なメロディーが心地良い「Girl Sailor」、締めのアコースティックな感触の「.A Comet Appears」と各曲、バラエティに富んでいます。


アルバム全編、レトロでちょっと緩い雰囲気を持ちながらも、流行に流されないような新鮮なキレがあるという感じです。今回はボーカルの表現力も良いし、エッジの効いたギターとドラムを主とした多種多様な演奏も良いです。


すっと耳に音とメロディーが心地良く入るとても良いアルバムです。やっぱりオススメしちゃいます。あと、日本盤ボートラの「Nothing At All 」がアップビートなご機嫌なサウンドでメロディーもとても良い、なかなかの良曲です!