「Stars of Track And Field」の1stフルアルバム
去年にリリース予定だったんだけど、発売が延期になって、ようやく今年の1月に発売(輸入盤)になりました(海外ではダウンロード販売はされていたみたいです)。
USのオレゴン出身のStars of Track And Fieldという3人組の1stフルアルバム「Centuries Before Love and War」です。なんとも聴いていてホッと落ち着くアルバムです。オススメです。しかも、Amazonでは異様になぜか現時点ではとても安いですし(1100円ぐらいです!)。
- Stars of Track and Field
- Centuries Before Love and War
私は、初めてMyspaceで聴いた時に良い感じだなあっと思いまして、アルバムを購入してみました。
↓
http://www.myspace.com/starsoftrackandfield
(曲目)
1.Centuries
2. Movies of Antarctica
3. With You
4. Lullabye for a G.I./Don't Close Your Eyes
5. Real Time
6. Arithmatik
7. U.S. Mile 5
8. Say Hello
9. Exit the Recital
10.Fantastic
面白いところは、エレクトロな音と、ピアノの音とギターの音が組み合わさって、耳に面白い刺激を与えつつ、メロディーは奇をてらわず、かつ泣きメロじゃない、トラディショナルなロックなところです。
「Centuries」、「With You」のようなエレクトロなサウンド効果をフルに曲に生かした曲や、シングルの「Movies of Antarctica」や「U.S. Mile 5」、「Say Hello」のようにエレクトロの音をスパイスのように小出しに効かしてスケールの大きい爽快な曲がうまくアルバム中に配置されていて飽きないです。
ありそうで、なかったような音の構成のアルバムだと思います。「Movies of Antarctica」や「Say Hello」はメロディーが流麗でサビも印象的な良曲です。
各曲、エレクトロなサウンドの比重の強弱をうまくバランスをとって、どの曲もメロディーや雰囲気がとても良い感じの仕上がりになっています。ボーカルの声もソフトで柔らかい感じで、総じて耳に優しい感じです。ミドルテンポな曲が多いですが、「Lullabye for a G.I./Don't Close Your Eyes」のようなちょっとスローな曲も味があってとても良いです。
「Real Time」もサビへの盛り上がりが良い感じです。エレクトロな音でじわっと落ち着いた雰囲気が、だんだんとギターの音が多くフューチャーされてきてサビを迎える所はなかなか聴いていてスリルがあります。「Arithmatik」も同様な雰囲気があります。
「Exit the Recital」は淡々とした曲調ながら、サビでのメンバー同士のボーカルの掛け合うところが良いメロディーにフィットしています。ギターもなかなか豪快にフューチャーされていながらも、あくまでも雰囲気は穏やかです。
「Fantastic」は全編、エレクトロな効果が効いている一方で、やはり曲のメロディーはくっきりしていて、これまた穏やかな感じで、耳に優しい余韻を残す最後の締めにふさわしい曲です。
エレクトロな音の持つちょっとヒンヤリした感じと、ロックなメロディーと本当にうまくブレンドされて、優しくて明瞭なボーカルが生きています。不思議に聴いていて安心する一枚。少しでも多くの人に興味を持っていただければ嬉しいです!