※日本×イタリア戦のフル動画アップしました。
ふ～、何とか勝った。そんな感じです。モントルーの時も同じような発言をした記憶が。。。モントルーの中国戦がいい感じだっただけに、少し期待してましたが、どうだったんだろうか。どうしてもイタリアとは相性があまり良くないのか、変なミスが多かったです。
イタリアはサーブがいい。それは言える。勝ってるので、それは本当に素晴らしいと思います。勝負どころできっちりと締めてるということだから。でも、スッキリしなかったのは自分だけでしょうか。やはり日本、イタリア共に31本の大量ミスが物語ってるように思えます。
日本はモントルーよりも悪かった。第1セットはいきなり5-0から5-5になった時の藤田の信じられないトスのブレと、変なお見合いがなければ第1セットも25-22くらいで、3-0勝ちの試合だった気もします。
今日の勝利は、高橋のサーブとスパイク、岩坂のスパイク、ブロック。座安のディグかな。MVPは岩坂だと感じました。今日は元気でした。メンタル的に何かが変わったのかもしれません。
やはり座安のレセプション、藤田のブレトス、石井優と長岡の攻撃面が不安定だったので、何か？？？な感じです。ただ第5セットの長岡はしっかり立て直してました。ちょっと振り返ってみましょう。
※日本戦の動画や画像はアップされ次第、後程追記します。数字や試合内容はLIVEで見たものなので、ご参考までにお願いします。
◆2013イタリア国際(Italia alassio cup)第1戦
日本 〇3-2 イタリア
(25-27、25-21、25-18、21-25、15-13)
[日本] WS高橋、MB岩坂、OP長岡、WS石井優、MB平井、S藤田、L座安
[イタリア] MBアリゲッティ、グイッジ、11番、20番、Dioufなど
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
[第1セット] ※S6ローテ、表WSに高橋、裏WSに石井優でモントルー中国戦とは逆
高橋のサーブ、石井優、岩坂の連続ブロックで、いきなり5-0リード。藤田のトスが大荒れで5-5。11番のJサーブが要注意。石井優、長岡が連続被ブロックで6-8
何とも荒っぽい出だし。
石井優のスパイクがというより、藤田とコンビが合わない。トスを速くしてる？9-10。高橋被ブロック9-11。とにかく藤田とのコンビが全く合わないというか、藤田のトスが長すぎる傾向9-12。どうしたんだろう、体調でも悪いのか・・・
石井優→古賀
今日の日本はロケットスタートから、まさかの逆転とひどすぎる出だし。古賀が狙われ、その周辺でレセプションミス11-16。トスを低く、速くしてる雰囲気。トランジションを古賀がブロックアウト13-16。
やはり全日本女子の方針はトスを速くしていく方針なんすね。どうなんだろう。竹下程の安定感があればいいけど、それができるかどうか。藤田は低くなる傾向が強いので、チャンスボールが結果につながりにくい。
古賀、長岡の連続得点で16-16。今日は高橋のサーブでの連続得点が8点。1番のレセプションが非常に弱い。平井のAがドシャット、使い方が悪い。グイッジの真正面で上から被せられる。
古賀→石井優
古賀はまだ使えないっすね。まだディフェンスを含めて、全日本のシステムに慣れてない感じ。今大会は控えでしょう。無理せずに大きく育ってほしい。今大会の古賀の目標は「世界を見て体験する！」です。
日本はブロックがついていけずに、相手攻撃はほぼ1枚21-21。レフト攻撃が全くコンビ合わず。。。高橋痛恨のサーブミス23-23。モントルーでも大事な場面でのサーブミスがあった記憶が。この辺りのゲームを読める選手になってほしい。
藤田のトスが荒れ放題。確実にセットを速くする要求がシステム的にありますが、全く機能せず。石優のクロスで24-24。
岩坂→中村サーブミス
中村は上体を屈伸させるように体重を乗せて、押すように打つので、上体の軸がブレルとそのままサーブミスになる。上体は静態させたまま、軸をブラさずに、腕に体重を乗せる打ち方の方が安定する。サーブフォームを変えた方がいいです。いいサーブが不安定ではもったいない。
平井のCワイド25-25。平井がいい所で決めます。そして藤田もMBは安定している。座安のレセプション乱れから1番トランジションで25-27。
両チームともにミス続出で荒っぽい試合。特に藤田のトス、座安のレセプションが・・・座安は確実に狙われている状態。相手ミスもかなり多いが良くこの状態で25点取った感じです。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
[第2セット] ※S6スタート、スタメン変わらず
とにかくスパイカーが打ちやすいトスを上げてほしい。フェイントはバックレフトの座安じゃなくて、藤田だろう・・・このセットは高橋狙いか！？長岡BSフェイント4-2。何か今日はおかしい。ディフェンスの連携やチームに不協和音がある。何か揉め事！？
座安は相手のサーブがきてから動いてるので間に合わない。座安レセプションミス5-4。岩坂Bで8-6。※座安が狙われるというのは厳しい。そして今50％(10/16、2本ミス)
高橋は2連続サーブミス、高橋へのサーブに対し、イタリアの苦手意識が強く連続得点が多いだけに、流れを掴んでほしいんだけど。岩坂サービスエースで12-8。アリゲッティに石井優捕まる12-9、そしてコンビミスで12-10。
藤田はAパスは良いけど、やはりB、Cパスに対してどうするか・・・平井B、長岡連続被ブロック12-12。ドミニカ戦以来の結構ひどい試合内容のような気がする。レセプションが返ると〇だけど、B、Cパスでの攻撃が決まらない。
石井優のトランジションにはフェイントシフトが2枚も。。。決まらない時の藤田のツーが拾われ、チャンスボールお見合いで14-16。藤田は苦しくなるとツーをする。逆！チャンスボールでツーをして、次のポイントで逆に速攻。更にサイドに振る。結構、最悪の試合っす。まいった
石井優トランジションBSで16-16。決まるのはレフトストレート攻撃ばかりになってきた。今日は平井、岩坂が頑張ってるけど、長岡が全く機能せず・・・。岩坂トランジションAで20-17。イタリアはスパイクミスが続出。
Dioufが誰かに交代
バルチェリーニがin
勝にきているイタリア。藤田痛恨のドリブル。長岡BSフェイント22-19。長岡レフトブロックアウトで23-21。石井優ブロックアウトで24-21。高橋サーブから相手20番スパイクミス25-21。やはり今日のキーポイントは高橋のサーブ。もう12点の連続得点。効果率はすごい。
荒っぽい試合。う～ん、日本の中国戦の良さが全く出てない。体育館の天井が高くなり、感覚が違うんだろうか。。。でも日本と変わらないような会場だけど。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
[第3セット] ※S6スタート、スタメン変わらず
高橋サーブエース、岩坂トランジションAで4-0。石井優はストレートばかりで5-1。藤田のトスが低くて、WSが打てない・・・長岡のサーブを藤田がダイレクトで決められず6-4。
今日はMBで決めていくしかない平井ワイド7-4。石井トランジションBS8-4。イタリアが座安を徹底的に狙い、乱れたB、Cを藤田がカバーできず、サイドが打ちきれずに相手のポイントになることが多い。
DioufのBSで9-6。何と岩坂が連続ブロック、アリゲッティ止める12-7。今日はMBが本当によくやってる。。長岡の存在感がほぼない感じ。藤田のサービスエースで14-8。
22番のサウスポー・ティロッツィ入る、嫌な選手が入った。少しでも合わないと長岡はフェイント。まず打とうよ！これはエースではない。た高橋のサービスエース、何と6本目！伸びたり落ちたり複雑な変化。イタリアはレセプションが本当に悪い。WSの成長が大きな課題です。来年の世界バレーはまた高齢化集団で臨むのだろうか。さすがに2軍の日本相手に、ボゼッティ姉、コスタグランデはでないだろうな。岩坂Aで17-9。高橋はブロックが大きな課題です。藤田のブロック19-12、よく流れを切った。
バルチェリーニがin。
イタリアはレセプション、繋ぎが全くできてない。ロンドン五輪とは別次元のチーム。トランジション岩坂Aで22-14、なんとノーマーク。連続トランジション岩坂Aで23-14！長岡のレフト1枚クロスで24-15。
22番ティロッツィが2連続トランジション24-18。レフトからブロックを見て良く決める。やはり嫌な選手。最後はアリゲッティがサーブミスで25-18。
今日は、第1セットで変なコンビミスがなければ、簡単に3-0の試合かな。MBが決まってるので、石井優、長岡が悪くても何とかできる状態。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
[第4セット] ※S6スタート、スタメン変わらず、イタリアはアリゲッティ、グイッジ、バルチェリーニのA代表がスタメン
長岡のレセプションライトが久々に決まる1-0。平井はやはりブロックが課題。
座安、膝を痛めたっぽいけど・・・。石井優のストレートが決まらず、20番トランジションストレート2-6。
高橋トランジションスパイクネットで3-8。高橋トランジションブロックアウト4-9。
平井→大竹
長岡BS被ブロック4-10。長岡トランジションブロックアウト8-10。バルチェリーニがクロスではなく、ストレート打ち！？8-11。2010年はクロスしか打ってこなかったけど。
藤田のハイセットが低いよなあ。石井優トランジションプッシュ決めて11-12。藤田のハイセットが悪く、痛恨で石井優、大竹でお見合いミス。藤田は声出してハイセット上げるのかな。石井優のボールだと思う。なぜ人に任せる！？
座安のレセプションミスからの失点が多すぎる。。。長岡BSミスで12-17。大竹の交替がマイナスに。6本打って未だ決まらず。平井を戻した方がいいような。20番ジェンナーリのスパイクミスが半端ない14-18。
大竹ブロックで15-18。初得点！しかし日本×イタリア戦は連続得点と連続失点の嵐のような試合です。またもフェイント決められる。ディグシフトが？？？高橋トランジションミスで15-20。長岡BSネットで15-21。石井優BSがアウトで17-22。
岩坂がバルチェリーニブロック、高橋トランジションブロックアウトで20-22。高橋が痛恨のダイレクト被ブロック20-23。バルチェリーニがストレートで21-24。
高橋レセプションミスで21-25。
日本は長岡が決まらないので、チームがなかなか機能しない。そしてレセプションが返らないので、当ってるMBを使えない。藤田は左手に怪我をしてるのか。だからこんなにトスがブレるんだ。それでも松浦寛を使えないのは、なんか悲しい。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
[第5セット] ※S6スタート、大竹スタメンのまま
長岡トランジションブロックアウト1-1。大竹トランジションAで3-2。石井優決まらず、20番トランジションで3-4。
イタリアトランジション連続で3-6。石井優、長岡決まらず4連続失点。石井優サーブミス4-7。大竹サービスエース6-7。高橋がグイッジのLをブロック7-7。大竹サーブから岩坂Cクイックで8-7。
4連続失点の後、4連続得点。今日の象徴のような展開です。岩坂トランジションA。今日は踏切が力強い！10-91番スパイクミスで11-9。石井優が決まらず被ブロック11-11。
長岡が決めて12-11。1本上げるのが遅い、第4セットから石井優がずっと決まってない。イタリアは石井優マークでストレートを完全にブロックマーク。打つところを封じられる。課題はここ、ストレートばかりでは世界に通用しない。何をすべきか明確になったと思います。クロス打ちです！
長岡ブロックアウト13-12。石井優がトランジションストレートで14-12。松浦寛のナイスジャンプトス。やはりセットポイントが高いのでMBが振られやすい。成長してほしいな。石井優がトランジションクロスアウト。最後は長岡がBS決めて、15-13。
[2013アラッシオカップ第1戦 日本×イタリア]
[日本得点] ミス31、サーブ8、ブロック8、BS8
長岡18、高橋16、岩坂16、石井優16、平井6、大竹3、藤田2、古賀1
[イタリア得点] ミス31、サーブ9、ブロック13、BS4
Sorkaite 17、Diouf 13、Arrighetti 10、Guiggi 11、Gennari 8、Barcellini 6、Di Iulio 4、Signorile 3、Tirozzi 3
●メンカレリーニ監督コメント ※翻訳を意訳しました
「明るい兆しがあるものの、敗戦を見逃してはいけない。日本はディフェンスがいいので、イタリアはミスが多くなる。日本に連敗しましたが、明日も試合があるので、ダウンせずに次に向かいます」
●古賀紗理那選手のコメント
「(第1セット途中出場した時)緊張したが、周りの先輩が声をかけてくださったので気持ちが楽になった。自分の前に2メートルの選手がいて、打つのが少し怖かったが、得点を取ることができてよかった」
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
勝ったことは大きいけど、あまりいい試合内容ではなかったな。両チームミスが31点ずつと、ミスばかりの粗い試合です。
基本イタリアはレセプションが悪く、セッターにもそれほど技術はないので、A代表のMBの2人があまり使えない。おそらくロビアンコだったら、もっとアリゲッティとグイッジを使ったはず。
今日は3-0で勝てた試合だったかな。石井優と長岡が今一つ。おそらく石井優は第4，5セットは3，4ポイントくらいじゃないだろうか。今日の収穫は、岩坂の助走が力強くなったこと。あの入り方だとセッターは使いたくなる。もう少し移動できるともっといいんだけど。
座安はレセプションが大きな課題。今日はリベロなのにかなり狙われていた。
でもディグはかなり拾ってたので、座安の課題は2012年からレセプションに変わりない。リベロが59％では厳しい。
日本はモントルーよりWSのトスのスピードを上げ、座安の守備範囲を少し広げているようです。おそらく高橋と石井優を入れ替えたのは、レセプションのためかと。
高橋が前衛の時は石井優と座安の2人でカバーする感じ。何かそんな感じに見えました。
藤田のトスのブレがなければ、第1セットも取って3-0の試合だったけど、左手を怪我しているようで、納得。それでも松浦寛に替えれないのが厳しいです。
でも勝ってるので、勝負強さはあるので、OKです。悪いながらも勝つというのは良くやってると思います。藤田の怪我の状態が心配です。イタリア、ドイツ、スイス、中国戦を見る限り、徐々に安定していたので、あれだけ第1セットでブレるのは、何らかの理由があるかと。昨日怪我したのかな。最初は感覚がわからないようなトスのブレ方だった。
今日の収穫は、岩坂の攻撃とブロック、そしてサーブが少しずつ戻り始めてきたこと。打点が前になり始めました。やっぱ真鍋ジャパンは基本というかコーチの見る目がしっかりしているなとは感じます。
●岩坂名奈について
攻撃の助走の入り方、ジャンプの仕方が力強くなってきました。今日の活躍ぐらいインパクトがあると、非常にいいです。ブロックは毎試合アピールできているだけに、岩坂が前衛だとブロックがしっかりしているのかディフェンスが安定します。座安が守りやすそう。
後はサーブ。逆回転がなくなり、徐々に上から球威をつけるようなフォームに戻りつつあるので、2011W杯並のサーブが復活するとスタメンは硬いかもしれません。ブロックは一つ他のMBよりも抜けている感じ。
そして前衛ライトでの攻撃。攻撃に幅が欲しいです。2011のW杯以来！？Cクイックを見た気がしました^^ 岩坂がここまでインパクトある攻撃を見たのは初めてかも。藤田の使い方が非常に上手いです。
●座安琴希について
少し心配です。サーブレセプションでリベロが狙われるという事態は、日本初なんじゃないでしょうか。驚きました。でも座安も結果が残せなかった。リベロは失敗が許されない厳しいポジション。
成功しても当たり前。ナイスディグするのが普通のように見られがちなので、他の目線も厳しい。でもリベロのレセプションは70％程度はほしい。レセプションの数字を見ると、佐野はずば抜けているなという印象です。
2014世界バレーは今のままのリベロの状態だと佐野が復帰するかも！？何かそんな気がします。
◆ブラジル 3-0 トルコ(25-15、25-21、25-14)
※トルコはネスリハンがいるようです
[第2戦のブラジル]
安定してます。というかトルコが集合して2週間？でまだ全くチームになってない感じ。でもワクフバンクよりは全く脅威を感じない。フュルスト、ブラコチェビッチの存在感は大きいのかな。
いよいよ、ブラジルですか。高さがある訳でもないけど、攻守にバランスのとれたチーム。今季6勝0敗で無敗。日本も一応5勝1敗の5連勝中。
正セッターのリンスとファビオラがきているので、攻撃が本当に安定している。レセプションアタックが強いので、連続失点が少ない。日本はどうやってこの攻撃をディフェンスするかがキー。
おそらく若い日本は連続失点が多いのは仕方ないので、どう相手のレセプションアタックをディフェンスして、トランジションで決めていくか！
※個人的には、モントルーのブラジル戦を見て驚いた19番のメダボ選手。モントルーの記事の時にも記載しましたが、控えリベロらしいですが、ピンサーででてきます。この選手にも注目したい。166㎝、81㎏という立派なご体格です。見る限り筋肉には見えない。世界のメタボの人に勇気を与えます
記事を読まれたら、ブログ応援クリックをお願いしますm(_ _)m クリックだけでOKです
お手数ですが、別系統のブログ応援のためワンクリックお願いします！
