女子バレー木村のスパイクフォーム悪化について | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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◆なぜ木村沙織選手への低速(低く速い)セットが悪いのか?


色々と質問がありましたので、画像フォームを用いて、説明します。あくまで素人の考えですので、参考程度にご理解ください。


下記の画像を見てください。

・上画像がW杯アルジェリア戦の時のレフトのスパイクフォーム

・下画像がロンドンのアルジェリア戦の時のレフトのスパイクフォーム


バレー・テニス中心スポーツ/計100kgダイエットブログ

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全く違いませんか?ロンドンの方が体が折れ曲がって窮屈そうじゃないですか?

できるだけ同じ大きさにして比較してみましょう。


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わかりますよね?低いセットというのは、左がW杯、右がロンドン時のフォーム。ここまで打点が低くなっている。画像を取る角度や細かいことを言うと正確ではないですが、見た目で明らかに打点が下がっている。


それよりも問題なのは、スパイクフォーム。木村選手のいい時のスパイクフォームは、腰の位置から上半身が1直線気味で体全体が1枚板のような感じで少し前に傾いたブロードジャンプのスパイクで、非常に体重が乗った球威がある素晴らしいスパイクなんです。


しかし一方ロンドンのスパイクフォームは、腰から折れ曲がって、窮屈そうに打ってますよね。これでは身体の体幹の力が十分にボールに伝わらずに、軽いスパイクになるんです。だから、イタリアやドミニカのリベロに軽く取られてしまう。リベロをボールの重さで弾けないんです。


W杯では正面に入られてもアメリカやドイツなど弾き飛ばすような体重の乗った重いスパイクでしたが、セットを低く速くしたことで、ポンポンの2歩助走となり、体を使ったスパイクができなくなってます。


だからブロック1枚になっても、コースを切れずに、本当に悪いフォームになってます。だからいつもきまるスパイクが軽すぎて、相手を弾けずにあげられて、決まらないんです。


その他の画像を見ても、


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これもロンドンの初戦のアルジェリア戦ですが、コンビが合わずに体の右側にブロードしてしまい、体幹が斜めにぶれすぎて、ボールに体重が乗っからない。低いんです。もしくは木村が入るのが遅いのか?どっちかです。


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これもロンドンのドミニカ戦ですが、セットが速すぎて、助走ができずに、フォームが曲がってフェイント。こういうのばかり。


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ではW杯のコンビが合わないフォームを見ても、アメリカ戦ですが合わずとも何か余裕があるフォーム。体幹が曲がってなくて、次は決まるだろうなという体に1本線があり、体の軸ができているフォーム。


何となくでもわかりましたか?これが木村の攻撃が不調な原因と考えてます。まあ素人の考えですけどね。ここまでフォームが悪いとスパイクすら打てない。


だから低速セットを変えるべきと何度も言ってるんです。木村選手は大事なポイントで得点をしてほしい選手。そのときにこの悪いフォームでは2枚ブロックが付くと、ブロックアウトもできないスパイク威力だし、逆にリバウンド取られたり、ディグで上げられたりします。


真剣に考えてほしい。それをわかっていても低速セットをやる!という戦略を真鍋監督が持つのであれば、木村が成長するしかないでしょうね。竹下ともう一度しっかりと話をするべきだと思います。


このままではロシア戦や準々決勝に決定打が無くなる可能性もあります。