基礎分子生物学 | 言葉の錬金術

基礎分子生物学

ぶっちゃけ、これの単位は落としました!!!マジで難しかったんです!!!っていうか勉強してなかったりもします。
これは、私が試験用にまとめたものです!!

<DNA polymeraseⅠの働き>
鋳型DNAが存在する時に限り4つのヌクレオチドからDNAを合成できる。polⅠは、末端に対をなしていない塩基があると重合反応を停止する。このような時polyⅠは 3’→5’エキソヌクレア-ゼ活性が高まり、対をなしていない塩基は除去される。除去後は、エキソヌクレアーゼ活性は、停止し、ポリメラーゼ活性が回復する。
polyⅠは、 5’→3’エキソヌクレアーゼ活性に有する。その主な機能は、プライマー除去にあると考えられている。

<DNA polymerase Ⅲの働き>
実際に複製フォークを前進させる酵素。polyⅢは、コア酵素に7種類のサブユニットが結合して活性の高いpolyⅢホロ酵素を形成している。

<DNAの合成の為に必要条件を3つ>
ヘリカーゼ:二重らせんを巻き戻して一本鎖にする。
プライマーの存在、鋳型の存在

<原核生物のRNA合成酵素について>
RNA polymeraseは、コア酵素とσ因子からなる。コア酵素とσ因子が結合したものをホロ酵素と呼び、σ因子はプロモーターの識別で主役を演じる。実際に、RNAを合成する際には、コア酵素が行う。

<プロセッシング>
DNAから転写されたmRNAは前駆体であり様々な修飾を受ける。まず、5’端にキャップ構造が付加し続いて3’端にポリAtailが付加する。そして、残される部分(エキソン)と除去される部分(イントロン)を振り分けるスプライシングと呼ばれる反応が起こり、mRNAの一部が除去される。これらの修飾をうけ、成熟mRNAとなり核外にでる。合成されてから核外にでるまでの過程をプロセッシングと呼ぶ。

<転写減衰(アテニュエーション)とは>
mRNAに翻訳される部分の上流をリーダー領域という。アテニュエーションによる制御を受ける場合、リーダー領域中には、リーダーペプチドと呼ばれる短いペプチドをコードする領域とアテニュエーターと呼ばれるmRNAの転写の量を制御する特殊な調節領域が存在する。そして、リーダーペプチドコード領域からアテニュエーター領域を含む部分が2通りの特殊な高次構造をとりうることが一つのポイントであり、もう一つはリーダーペプチドコード領域内のコドンにある。

<lacオペロンとtrpオペロン>
lacオペロンの調節遺伝子lacIは、lacリプレッサーの構造遺伝子であり、独立のプロモーターを有する。このlacIは常に一定量転写されている。つまり、常に一定量のlacリプレッサーが合成されている。だから通常、RNA polymeraseは邪魔をされて、結果としてβ-ガラクトシダーゼは合成されない。
lacオペロンには、もう一つの調節因子が関与している。CRP(cAMP受容蛋白質)である。CRPがプロモーターに結合することにより、RNA polymeraseはよく結合するようになる。つまり、CRPは正の調節因子である。
トリプトファン合成系の遺伝子群もオペロンを形成していて、ラクト-スオペロンとは逆の制御システムを使用している。