3日、大和玉仙閣美術館で掛け軸などの展示品計23点(1億5360万円相当)が盗まれていることがわかった。
盗まれたのは円山応挙(まるやまおうきょ)の「雪景山水図」(5000万円相当)、横山大観(よこやまたいかん)の「漁夫之図」(1200万円相当)、川合玉堂(かわいぎょくどう)の掛け軸や富本憲吉(とみもとけんきち)の皿などだという。[読売新聞・日刊スポーツ]
● 円山応挙(まるやまおうきょ) ●
江戸時代中期の日本画家。円山派の祖。狩野派の石田幽汀(いしだゆうてい)を師とし、中国の写生画や西洋の遠近法を研究、円山派を確立し、「雪松図屏風」「保津川図屏風」「難福図巻」などを描いた。(『大辞林』三省堂・『日本近世人名辞典』吉川弘文館より)
● 横山大観(よこやまたいかん) ●
明治~昭和時代の日本画家。橋本雅邦(はしもとがほう)を師とし、岡倉天心(おかくらてんしん)らと日本美術院創設に尽力、菱田春草(ひしだしゅんそう)らと朦朧体(もうろうたい)という新技法を試み、「生々流転」「無我」「海山十題」「屈原」などを描いた。(『大辞林』三省堂・『日本近現代人名辞典』吉川弘文館より)
円山応挙 (新潮日本美術文庫)/新潮社
¥1,155
Amazon.co.jp