消える?「水着でジョッキ」…キャンギャル廃止・縮小 | 時勢論

消える?「水着でジョッキ」…キャンギャル廃止・縮小

美女が水着でビアジョッキを持つビールメーカーのポスターが近々、姿を消すかもしれない。メーカー各社がキャンギャル制度を廃止・縮小しているためだ。


アサヒビール同社広報部は「嗜好の拡大で、水着ではTPOに合わせた提案ができなくなった」と説明する。というのも、同社はビール以外に洋酒や焼酎の販売経路を拡大中。水着で焼酎では不釣合いというわけだ。

 

キリンビールとサントリーの両社は、キャンギャルの募集自体を打ち切った。

 キリンは平成2年から「キリン生ビールガール」として、女性タレントを起用。12年からは「キリンビールキャンペンガール」とビール全般のPRに主眼を移したが、それも昨年で中止した。


 「高品質や機能性などビールの個性化が進み、それぞれのブランドを高める戦略の中で、『キリンビール』とPRすると、イメージを一本化してしまうことになる」(同社広報部)


 サントリーも16年の安田美沙子さんを最後に廃止した。「ビールや発泡酒など、個々の商品の良さのPRが最近の目的。キャンペーンガールでは各ブランドの魅力を伝えられない。それに、近年増加した女性のビール党にも配慮した」(同社広報部)

 

 一方、キャンギャルを継続しているサッポロビールは「昨年までは生ビール関連のPRのみだったが、今後は活動範囲をサッポロブランド全体に広げる」とし、今後も存続させる予定だという。

 当然ながら、17年の「サッポロビールイメージガール」の小林恵美さんは、まぶしいばかりの水着姿を披露してくれている。


 各社それぞれの販売戦略があるみたいですね。

個人的には別にキャンギャルいらねーよって感じです。

サントリーがいうように、近年の女性のビール党が増え、もはやサラリーマン男性の飲み物でないことは明白。また、生産技術が飛躍的に向上し、各社とも品質、付加価値(糖分カットなど)などでの差別化を計る中で、水着おねーちゃんをぶら下げた広告はナンセンスになってきているのではないでしょうか。


余談ですが昔なんとかっていう牛乳の広告で、クッキーの横に牛乳があるというクリエイティブがありました。要するに、”この牛乳はクッキーと相性がよい”ということなのでしょうが、飛躍的に売り上げを伸ばしたようです。


ビール業界に照らし合わすのは難しいですが、各社自社商品の差別化を品質や機能性に注力している以上、その辺をうまく広告宣伝していき、エンドユーザは自分にあったビールを選択していく、こういった動きになっているように思います。


むーん。

しかし、ビール広告の代表といえば、水着おねーちゃんだったわけですが・・・

またひとつ昭和が終わったような気分です。