魔界、霊界を語る能力者の『話』の会⑨ | 東京·目黒区の霊能者、霊視、除霊、お祓い、開運、悪魔祓い、ピリチュアルカウンセリングサロン『Senju-千手-』河合洸司ブログ

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※このお話は大正時代の霊能者同士の対談の記録であります。※

不老長寿仙人になるには

浅野:
実証の出来るようなものでないと話が出来ない。

もっとも私の知っている人間で飯を食わないで生きているのは朝鮮人の崔基南という六十になる爺です。


松本:
松皮ですな。


浅野:
そうです。

松皮を食う。

小さいのを三つばかり食べる。

金剛山にはいくらでもある。

松の木の皮を水に晒して砕き、ビスケットの様に固めて、私の元を訪れた時は1日に七つは食べてた。

それだけで二十里を歩いて平気です。

今は三つに減った。

全然食わないでも生きていけるのが彼の主眼なんだね。


松本:
仙人の長生きの原理は難しい。

普通の食物というものは自ら腐敗するのであって、到底不朽の生命を与えられない。

それで腐敗しないものを食べれば良い。

それで松脂(マツヤニ)とか、松葉とか、松皮でもよし、又、松の根に出来る茯苓(ぶくりゃう)を最も食べる。

私共、小学生の時に『蒙求(もうぎゅう:伝統的な中国の初学者向け教科書である)』の中に『松脂,茯苓を食べる。五千日にして立てば日中に影なし、立てばなし、座せばあり』という現象が起こって不老長寿したという事を読んだ。

私の友人が実験したところ、冬になっても上着一枚で寒くない。

夏は暑さを感じない。

熱湯をぐうーーっと土瓶から直飲みして、口から湯気を吹いている。

いくら手を叩いたり痛め付けても痛くないという。

それで私は仙人術を信じたんです。

松脂と茯苓とクロクモを混ぜたモノを食べてその他の食物を断った。


記者:
最近、仙人とはいますか?

何年くらい生きてるのがレコードホルダーですか?


松本:
我は千年生きているなどと自分で言うのはダメです。


柳田:
吉野にいるのは唐桟(たうざん:オシャレな柄の着物)の着物を着ているというではありませんか。


仙人に金を貸す

松本:
浜松の楽器会社ですが、あれを始めたのは安藤という人で親が仙人に教わったというんです。

それは鉄屑屋をしていたころ時計屋に行ったらオルガンを修理してくれと言ってきた客がいた。

すると『私の方では時計以外の修理はしません』と断ったのを仙人が見たようで、家に帰ると仙人が現れて『お前、今にオルガンが流行るからこうして直せ』と教えてくれた。

それから始めたのが浜松楽器会社だったのです。

果たしてオルガンが段々盛になって旨くやっていると仙人が来て『お前、家がどうしても焼ける。今の内に保険を沢山つけておけ』と言った。

その通りにするとホントに家が焼けた。

保険金がとれて益々大きくなった。


記者:
なぜ焼けたのです?


松本:
そういう運命にあったのだという。

だから保険金をつけろと言った、という事なんです。

それから仙人が言うのは、俺に三千円貸してくれと。。。

いえ、それはもうお前さんのお陰でこうなったのだから五千でも一万でもお持ちになって下さいと言ってポンっと三千円出したら、間もなくソックリ三千円返したそうですよ。


まだまだ続く。。。


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河合洸司

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