菅直人新首相誕生について4日、海外の政府は声明や談話を発表、メディアも論評などを報じた。

 ◇米国   

 【ワシントン古本陽荘】米国家安全保障会議(NSC)のハマー報道官は4日、「オバマ大統領は新首相と話をすることを心待ちにしている」などとする声明を発表した。声明は「大統領は、菅首相と2国間、地域、世界的課題について緊密に連携していく」と強調した。

 ◇英国   

 【ロンドン笠原敏彦】英タイムズ紙(電子版)は菅首相を「ブレア元英首相の称賛者」と紹介し、「彼の任務は、党や同盟国・米国、有権者らを怒らせて疎遠にした前任者のリーダーシップの弱さを克服することだ。小沢一郎氏の党幹事長辞任でそれはやりやすくなった」と報じた。

 ◇ドイツ  

 【ベルリン小谷守彦】ドイツの経済紙フランクフルターアルゲマイネ(電子版)は4日、菅首相について、鳩山由紀夫前首相と比較し「欧州びいきで、夢想家に続いてリアリスト(現実主義者)が登場した」と評する東京特派員電を掲載した。「多くの伝統をやぶった人選だ」とし、独紙としては異例の前向きな評価をした。

 ◇ロシア  

 【モスクワ大前仁】ロシア政府は菅首相に、対露関係を重視した鳩山政権の路線継続を求めている。タス通信は「菅氏のロシアに対する姿勢が明らかでない」と報じている。

 ◇東南アジア

 【マニラ矢野純一】シンガポールのニュース専門テレビ局は、トップニュースで菅首相の誕生を報じた。国民に人気のある政治家としても伝えた。

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 長崎県平戸市沖で昨年4月、同市の巻き網漁船「第11大栄丸」(135トン)が沈没し11人が死亡、1人が行方不明になった事故で、運輸安全委員会は28日、減速が不十分で、右後方から来た「追い波」の頂上に乗る不安定な状態になったことが事故の原因とする調査報告をまとめた。

 安全委は、甲板上に水がたまりやすく重心が高い、という巻き網漁船特有の構造も遠因と指摘。水産庁に対し、荒天時の安定性が高い船を建造できるように、総トン数制限の引き上げなども検討するよう求めた。

 調査報告によると、「追い波」の中を航行していた第11大栄丸は、高さ4~5メートルの第2波を受けて甲板上に海水が入り込んだ後、右側に傾き転覆、沈没した。

 波の頂上では、海水と船体の接触面が小さく、船体を立て直す復元力が減ってかじも利きにくい。このため「追い波」の中では、大きく速度を落とし、早く波をやり過ごす操船が必要だが、第11大栄丸は波とほぼ同じ速度を保ち、頂上部に乗る不安定な状態が約15秒も続いた。この間、甲板上の海水や積んでいた漁網が右側に移動、傾斜が急拡大したとみられる。

 船長らは波の接近に気づいたとみられるが、「転覆の危険性を予測できず、回避手段をよく知らなかった可能性が高い」(安全委)と指摘している。船団を組んでいた別の4隻は十分減速していたため無事だった。

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 民主党の小沢一郎幹事長は24日の記者会見で、郵政改革法案について「全力で今国会中に成立を期す」と改めて明言した。6月16日の通常国会会期末まで3週間あまりで、与党は厳しい日程の中、郵政法案の審議を強行することになる。参院選を前に、鳩山内閣の支持率低下で、国民新党が持つ郵政票の重みが増しており、国民新党との合併話もくすぶっている。

 小沢氏は「現時点でも郵政改革法案をやるなら、一緒になってやったほうがいいと言った経緯もある」と述べ、国民新党に合併を提案したことも明らかにした。国民新党の亀井静香代表は10日の小沢氏との会談で提案を断ったが、小沢氏はなお未練をみせた。

 小沢氏が今国会での成立にこだわるのは、参院選前の合併の可能性を残したい思惑があるため。党幹部は「法案が成立すれば合併に反対しにくくなる。小沢氏は早く合流したいと思っている」と説明する。全国郵便局長会(全特)の支援候補は、比例代表で01年の高祖憲治氏が約48万票、04年の長谷川憲正氏が約28万票を獲得。民主党にとって固い組織票は魅力だ。

 ただ、会期内成立は容易ではない。与党は当初、20日に衆院総務委員会で審議入りし、19時間程度の審議時間を確保する予定だった。しかし、まだ審議入りできていない。6月1日の衆院通過を目指すが、野党が審議時間不足を理由に抵抗するのは必至だ。与党は「強行しても支持率はこれ以上下がらない」(国対幹部)と、強行採決も辞さない構えだが、国会空転の可能性もある。【大場伸也】

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