以前、あるところで、

キャッチセールスが行われているという情報を入手し、わざとひっかかってみたことがあるのですが、


「展示会場」に連れ込まれ、私が何度も

「いらない!」といっているのに、


「ローンを組め!」と連呼するのです。


しかも120万ものローンを組めというのです。


商品を見て、1時間もしないのに、

120万ものローンが組めるわけがありません。


テレビなんかで

特集されている悪徳商法は実在した!!


というのをこの目で確認した瞬間でしたが、


そのときも、


「あなたの名前は?」と


その「担当者」に聞くと、


「それは言えない」


といわれました。


なぜ名乗れないのか?


と聞くと、


個人情報だから


というのです。


そして、


私がローンを組んだら教えるだの、


社長の名前ならきちんと教えてやる、

このパンフレットに書いてある、


だから、


うちはきちんとした会社だ、


などと、


好き勝手、意味不明なことを抜かしてきました。


自分の名前も名乗らず、

こちらには120万円のローンを組ませようとする・・

これは普通に買えばもっと安いのではないか?


などと私が追及すると、


私の言っていることが信用できないのか?


私の言っていることを聞けば、これが高級品で、


120万でも安いことがわかるはずだ!」


などと叫ぶのです。


しまいには、


「私をからかっているの?私で遊んでるの?


私がこんなに一生懸命やってるのに!!


この努力を無駄にしたいんですか!!?」


とまさに、半狂乱で騒ぎ立てるのです。


そして、


私が帰ろうとすると、


入り口をふさいで、


「いいからそこに座って!この商品をよく見て!!


ほら、いいでしょ!!


買ってください!ローンを組んでください!


いいから!


買ってください!!」


と鬼気迫る顔で、強要するのです。


私はその迫力・・というか、危険を感じ、

イスに座らざるをえませんでした。


やがて、さらに数時間の攻防が続き、


私がスキを見て突破し、

「展示会場」の階段を駆け下りると、


背後の部屋では、

そいつが何か叫びながら暴れているらしく、

椅子を蹴ったり、投げつけたりする音が聞こえてきました。


そいつは、


「私は今まで9000人と契約を結んできた」


といっていました。


本当かどうかはわかりませんが、


多くの人が被害にあっていることは間違いないようです。


なぜ名前を名乗れないのか・・?


なんだかんだと理屈をつけていましたが、


結局、


やましい心があったからでしょうね