内容紹介
平成の御代での靖国神社御親拝を祈願して全国の護国神社を巡った靖國會事務局長・沼山光洋氏の遺稿集。
著者について
昭和40年生まれ。
昭和59年、橘孝三郎筆頭門下生である大嶋幹男門下生となる。
平成16年靖國會事務局長代行、同18年事務局長に就任。
令和元年5月11日、靖國神社前中通りにて割腹自決。
内容紹介
2007年9月6日深夜、8機のイスラエル軍機がシリア国内を超低空で侵犯した。目的は砂漠の奥深くで秘密裡に建設されている“北朝鮮製"原子炉の破壊だった。
英米情報機関さえも気づかなかったシリアの原子炉建設をなぜイスラエルはつかんだのか?
爆撃に至るまでのスリリングな情報収集、アメリカ政府との交渉、首相の決断と鮮やかな攻撃、そして世界の目を欺く欺瞞工作……。
2018年に初めてイスラエル政府が公式に認めたアルキバール原子炉攻撃の全貌を描いた迫真のノンフィクション!
原題『SHADOW STRIKE』(シャドーストライク)
出版社からのコメント
2007年9月6日、シリアが秘密裡に砂漠に建設していた原子炉を、イスラエルが誰にも知られずに空爆で破壊した。本書はこの極秘作戦をめぐるイスラエルやアメリカ政府の政策決定の内幕を余すところなく描いた刺激的な国際ノンフィクションである。
実はイスラエルは過去にも似たような経験をしている。1981年6月7日、フランスの支援を受けてイラクが建設したオシラク原子炉を、イスラエルが空爆で破壊したのである。この時イスラエルの首相を務めたメナヘム・ベギンが、ユダヤ人国家の存亡にかかわる兵器を敵が取得しようとする時の行動基準を定めた。「イスラエルは敵が大量破壊兵器を開発し、それを自分たちに向けることを許さない。その時は先制攻撃で脅威を排除する」
「ベギン・ドクトリン」が今も生きているとすれば、イスラエルはイランの核開発が一定のレベルに達した段階で、イラン核施設への攻撃を真剣に検討せざるを得なくなるだろう。しかもイランは、核施設を各地に分散させ、一部の施設は地中深くに建設しているため、通常兵器の空爆で破壊することは極めて困難だと見られている。
2018年3月21日、イスラエル政府は、2007年9月にイスラエル空軍の戦闘機がシリアのアルキバール原子炉を破壊したことを公式に発表した。カッツ情報相(当時)はこの声明で、「2007年の空爆は核兵器でイスラエルの存在を脅かそうとするものを決して許さないことを示した。当時はシリアで、今はイランだ」と述べたのである。
事件から10年以上経ったこの時期に空爆実施を公式に認めたのは、勢力を拡大させイスラエルを脅かすイランに対する警告であった。
本書の物語は、今日われわれが住む世界にも大きな影響を与えているのである。
(国際政治アナリスト 菅原出)
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