民主 自民との連立を拒否 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/03/d20071102000199.html
民主党は2日夜、役員会を開き、福田総理大臣が小沢代表に対し打診した、自民党との連立政権について、国民の理解が得られないとして、拒否する方針を決め、小沢代表が、電話で、福田総理大臣にこうした方針を伝えました。
はいはいどうも。大連立構想・・・実は前からそんな話はちらほらあったみたいなんだけど、こうやって堂々と表に出てくるとちょっとおいって感じになっちゃうよね。やっぱねじれ国会の状態では両党とも思い通りにことが進まなくて政局ばかりを追っちゃうのかなと。なんか社民党の誰かが密室談合だのなんだのって騒いでるみたいで、問題はそんなことじゃないだろって思う私にはちょっと、政治的な合戦のような一面をのぞかせてくれたようにみえたりして。この会談での大きなポイントというか私なりのポイントは、自衛隊派遣の恒久法の制定問題も話し合われたということ。どう考えても今までのような特措法で、泥縄的な感じで対応するのは都合が悪い。自民、民主の二大政党のトップが、安全保障の今後のかたちについて認識を深め合うというか、話し合うことの意味はでかい。この恒久法についてなんだけど、共産党の志位委員長は、「恒久的な派遣法=恒久的な憲法違反。だから許されない」って論理構造をとってるね。よくみんな「憲法違反だから許されない」っていうんだけどこの議論は、憲法がすべてであるって前提で始まっている。占領下にマッカーサーによって押しつけ的に憲法が制定されたとか押しつけ論がよく飛び交うけど、あれはマッカーサーがそうしてくれなかったら極東委員会に権限が委譲されてもっとやばいものに憲法がなっていた、てか完全に天皇は抹消だね、って草案というか想定もあったんだけどな、と。人間は時代を背景にして、様々な変化を遂げる。だからこそ憲法を含め法律っていうものには柔軟性が必要であり、まさしくそれこそが国家のあり方を決めるということに直結するのだと思う。何を言いたいのかといえば、今国家のあり方を決めるのは国民の代表であるあなた方でしょうと。だから憲法違反だからどうという議論はやめていただきたい。その憲法のあり方すらも視野に入れてクニの方向性を決めていく、国民に提示していく役割をあなた達は負っているのだよってね。まあさてさて、憲法論はこの辺にしてと。
話がだいぶ飛びましたが、当面の最重要案件は給油問題でしょう。この問題はそれこそ対米的な影響も大きい。どちらでもいいといいながらもやはり動向は気になってしまう。会期を延長して今国会で新法を成立させるって福田総理はいってたね。小沢さんのISAFとまた戦いかなっと。自民、民主ともに自衛隊の恒久法の制定には前向きで、両者ともに想定してるものは違えども、、、このあたりの思惑の一致で大連立もまんざらおとぎ話ではなかったのかなと。が、故に今後も議論が深まると同時に妥協の幅も広がるかもしれない。