こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
【激動の1ヶ月編】25 あの引越会社が倒産に至るまで
★破産宣告のその後②
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管財人室で後処理をしていた時期、
それまで繋がりがあった方々よりいろんな連絡を頂戴しました。
在職時から本当に世話になった取引先の社長からは、
「合田君!いままで勤めてたスタッフってどうしてるの?」
「よかったらウチの会社の取引先の引越センターで話ししてみる?」
そう言って段取りをして頂いたり、
ある電気工事会社の役員の方からは、
「合田さん、取引先の引越センターさんがスタッフの受け入れの事で話したがってますが…」
この引越センターさんは専業では最大手。
初めにお会いした時は、
当時の副社長(現社長)と役員の方が出迎えて下さいました。
そしてこう言われました。
「ウチに来たい人がいれば全員を引き受けます。」
「一席設けますので出来る限り参加してもらってください。」
そう言って、本当に顔合わせの場を設定してくださいました。
引越センターからは、会長、副社長、専務、常務、役員の方々が出席。
その中で一人一人に声をかけてくださってました。
結局その会社には、相当数の者がお世話になったと聞いています。
後日、役員の一人から電話がありました。
「○○さんと○○さんがウチに面接に来ましたけど、どうしましょうか?」
こう相談されました。
「私がどうこう言う立場ではありませんし…そちらで判断して下さい。」
そう言っておきましたが…
倒産した引越センターから行ったスタッフに意見を聞いたらしいです。
「○○さんと○○さんを迎えようと思うけど…」
スタッフの意見は拒否反応だったとのこと。
そしてそのままの結果になったそうです。
また、別の引越会社の専務さんからも電話を頂きました。
「スタッフの受け入れで相談したいんですが…」
「交通費等はこちらで負担しますから、一度東京に来て頂けませんか?」
行ってみると、
会長をはじめ専務までが真剣に相談に乗ってくださいました。
そして別の取引先の社長からも電話がありました。
「スタッフで困ってる人が居るなら相談に乗りますよ!」
結局、再就職口の案内準備が出来たのは10月20日頃、
合わせて8社の引越会社さんが手を挙げてくださいました。
その案内を全員に送ったのは10月も末になった頃。
こうして最後の懸案だった、
従業員の再就職口が決まり始めました。
それから間もなくして、
再就職を果たしたスタッフ達からたくさんの電話を頂きました。
また、受け入れて下さった引越会社の方々からも
逐一、報告の電話を受け取りました。
先日、倒産する時に一番初めにご協力くださった
大手引越会社の専務さんから電話を頂きました。
話しを聞いてみると、
当時受け入れて下さったスタッフも頑張っているとのこと。
これからの仕事にも御協力頂ける事も嬉しかったのですが、
それ以上に、当時のメンバーが頑張っている事が私の心を軽くしてくれました。
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今回はここまでです。
読んでくださってありがとうございました。