こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
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【激動の1ヶ月編】⑨ あの引越会社が倒産に至るまで
★9月19日以降 民事再生その後、保全命令、取引先との交渉④
取引先の会社が来られるたびに、私は専務に報告していました。
「今日は○○さんと○○さんが来られます。」
「話しは私でしておきますので、顔を出されてはいかがですか?」
専務の返事はいつも一緒でした。
「無理や!お前でやっといてくれ!」
人間誰でも生きていればいろんな場面に遭遇するものですが、
当時ほど人間の卑怯な面を見た事はありませんでした。
事情を説明し一言詫びるだけで、今後の付き合いも変わらずに続けていけるのに…
あの方はもったいない終わり方をされました。
民事再生を申し立てて一週間足らずで、おおよその業者さんとの打ち合わせは終わりました。
怒って取引停止を告げられた会社、
変わらない支援を約束してくれた会社、
条件付きで従来と変わらない付き合いを約束してくれた会社。
それぞれの会社によって様々でしたが、いろんな人間模様を見せて頂きました。
しかしながらこの段階になっても、支援をお願いしている企業と合意には至っていませんでした。
私は一連の業者との打ち合わせ結果を社長に報告した際、
「社長!取引先が見ているのは支援企業がどこになるか?ということだけです。」
「交渉中の企業名だけでも伝えるわけにはいかないのですか?
取引先の方々もそれで安心できるはずなんですが…」
社長はこの一言を発しただけでした。
「まだ無理です。」
今考えれば、一年たっても企業名など公表できる状態ではありませんでした。
その理由は…
通常であれば、民事再生を申し立ててからスポンサーとの合意を得るまで7日~10日です。
タイムリミットは刻一刻と足音を立てて近づいていました。
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今回はここまでにしますが、その理由を次回明らかにします。
大した理由ではないのですが…(笑)
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