こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
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【激動の1ヶ月編】⑧ あの引越会社が倒産に至るまで
★9月19日以降 民事再生その後、保全命令、取引先との交渉④
・資材関係(段ボール、ガムテープなど)関係…約10社
・ガソリン、軽油関係…3社
・自動車部品、修理関係…8社
・電気工事関係…4社
・整備関係…5社
・会社でお客の荷物を預けていた大手倉庫会社
・引越関係で出てくるゴミ(引き取り)の処分業者
取引先企業との交渉について、当時の手帳に書かれているのは、
このあたりの業者さんとの交渉です。
今に至る経緯を説明して、この先の協力をどのようにして頂けるのか?
要するに、会社として支払いの信用をなくした状態で、
今後どう言った形で付き合ってもらえるのか?
こんなことがありました。
お付き合いして10年近くになる資材業者の社長が会社に来られました。
「これだけの付き合いをしてきて、なぜ専務は出てきて説明してくれないのか?」
怒っているのではありません。
その社長は人目を憚らず泣いておられました。
「お互い商売をしていればこんなこともあるだろう。今は支払いのことなど関係無い。」
「ただただ…人間としての付き合いが出来ていなかったことが悔しい。」
と、泣いて訴えられました。
また、私も仲良くさせて頂いた別の社長は電話口で、
「合田君の立場もわかる。
でも、おれ達のグループと専務との関係もわかってほしい!」
「○月○日の9時に本社にみんなで行くから、
専務と話が出来るように取り計らってくれないか?」
私はこの約束だけは守ってもらおうと思い、専務に伝えました。
「○○社長のグループ3人が来られます。絶対にその日は本社に居て下さい!」
「ここだけは絶対に裏切らないでください。」
専務は渋々受け入れをのんでくれました。
それもその筈でした。
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少し話しが逸れます。
皆さんは利益相反行為ってご存知でしょうか?
厳密にいえば違う解釈になるのでしょうが、
ある会社の役員の身内が、取引先の役員におさまっているとしたら、皆さんはどう思われますか?
役員の属する会社の利益と、取引先の利益は相反するにもかかわらず。
しかもその役員が取引先の選定に絶大なる力を持っていたとしたら…
こういったことがまかり通っていた会社でした。
しかしそれが一ヶ所だけではなかったのです。
ここはこれ以上書かないことにします。
お話しする機会があればその時に聞いてください。
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今回はここまでです。
読んでくださってありがとうございました。