こんにちは。前回の続きです。
【危険な引越一括見積りの裏側】~引越ミニ知識~⑦-2
一般的にはこのような形は消費者に支持されるはずなのですが…
こんな理由で
消費者からクレームが出るケースが多いのです。
まず【一括見積り】の仕組みからお話しします。
話の中心になるのが情報提供料、いわゆる手数料です。
一般的には以下の3パターン。
①不動産の賃貸仲介業者からの紹介
→成約したお客の引越代金のみ手数料発生
②マンションデベロッパー、ハウスメーカーからの紹介
→成約したお客の引越 代金のみ手数料発生
③【一括見積りサイト】からの情報提供(お客さんがチェックした業者へ)
→情報提供を受けた段階で手数料発生
ご覧のように①②の場合、成約しなかったお客さんの情報料は必要ありません。
しかしながら、③【一括見積りサイト】から情報提供を受けると、
受けた段階で情報料が発生します。
引越業者が必死になるのは、ここがポイントなんです!
値段が合わなければ(赤字になるようなら)引越しを受けなくても損をしない①②。
それにくらべて③は情報を受けた時点で手数料がかかっているので、
③は何が何でも引越を受注しないと意味がない。
皆さんが経営者なら、
もともと経費がかかっている③のお客を そうそう簡単に逃がしてしまいますか?
皆さんが社長なら、責任者なら、大きな声でこう指示をするはずです。
「他社に負けるな!絶対に引越を取って来い!」
必ずこんな指示をするはずですね。
そのあとはPCから申し込んだお客さんの電話は鳴りっぱなしです。
仕事中、電話できない状況などは関係ありません。
何回も電話してくれて、熱心な営業さんだなぁ~
って、思ってくれると信じている業界ですから(笑)
でもこんな声もあります。
「頑張って競争してくれるなら、引越代が安くなってイイじゃん!」
「便利で安くて…これこそ消費者の味方でしょ?」
果たしてそうでしょうか?
前回のブログの最後に私はこう書きました。
今回の内容【一括見積り】は、
引越業界の全てを見てきた私自身が、声を大きくして言いたいことが満載なのです。
便利さの裏側にあるものは何なのか?
皆さんの見積りの情報料は、引越代金に上乗せされるのです。
いくら「」絶対に取って来い!」と、指示が出ていても、
引越会社はコストくらい計算します。
営業マンが上司に料金相談をしても上司の答えはこうです。
「アホなこと言うな!その客には別のお金(情報料)がかかってるんや。そこまで安くできるか!」
こういう理由で、一般的な安い引越よりも割高の金額しか提示されません。
見積り依頼する時に、あれもこれも…って欲張ってチェックしませんでしたか?
大手引越会社を数社、名前は売れてないけど地元の引越業者を数社、
この際だから赤帽さんにも聞いてみよう!
これがこの【一括見積りサイト】のカラクリです。
クリックすればするほど、このサイト業者だけが儲かる仕組みです。
その儲けは誰が出しますか?
引越屋さん?いえいえ引越代金を支払うお客さんです。
そろそろこんな業者を排除しませんか?
本当に頑張っているところが儲けることが出来るようにしたいですね!
私が『0円引越』を考え出したのも、
こんな消費者不在の背景があったからなんです。
宣伝みたいになって恐縮ですが、私のHPの初めの、
私の引越業界に対する熱い思い
この中に同じ想いを書いています。
よろしければ読んでみてくださいね!
~引越ミニ知識~⑦【危険な引越一括見積りの裏側】
これにて終了です。
全部で3回に分けましたので、興味がある方は前の2つも読んでみてください!
【危険な引越一括見積りの裏側】~引越ミニ知識~⑦
~引越ミニ知識~⑦番外編【危険な引越一括見積りの裏側】
もしわからない事があれば、気軽にコメントして下さいね。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。